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骨粗しょう症や誤嚥性肺炎が歯周病予防に関係する?

2022年7月8日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日は歯周病と関連の深い『骨粗しょう症』と『歯周病予防と誤嚥性肺炎』についてお話したいと思います。

閉経後が危ない!骨粗しょう症と歯周病

女性は閉経により女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌が減少し「骨粗しょう症」になりやすくなると言われていますが、実はお口の環境にも大きな影響があるのをご存じでしたか?

エストロゲン減少でなにが…?

エストロゲンには、「骨の破壊」を抑える作用や、「歯周組織の炎症」を抑える作用があります。

■骨の破壊が進行します!

骨は常に、古い骨を壊して新しい骨を作り出す「骨代謝」をくり返して強さを保っていますが、エストロゲンの減少により骨の破壊を抑える作用が弱くなることで、「骨代謝」のバランスが崩れて全身の骨と同時に、歯を支えるあごの骨(歯槽骨)ももろくなってしまいます。

■歯周組織の炎症も!

エストロゲンには、歯周組織の炎症を抑える作用もあります。しかしエストロゲンの分泌が減少すると、歯周ポケット内では炎症を引き起こす物質が出やすくなり炎症が進行しやすくなると言われています。歯周組織の炎症が進めば、歯槽骨が溶けて歯周病が更に悪化します。

このように、骨粗しょう症の方は、普通の方よりも歯周病に対するリスクが高いので、普段からのケアが特に重要になってきます。

☆喫煙は歯周病も骨粗しょう症も悪化させます。ぜひ禁煙を。
☆食事では、カルシウムが豊富な乳製品、大豆製品、緑黄色野菜、小魚などと一緒に、カルシウムの吸収を助けるビタミンDやビタミンKを含む食品を摂るようにしましょう。またビタミンDは魚や卵黄、干し椎茸などの食品から摂取する以外に日光をしっかり浴びることによって体内で自己生成することができます。別名「サンシャインビタミン」とも言われています。適度なお散歩やウォーキングもビタミンDにとっては有効です。
☆運動不足は骨密度を低下させる原因に。ここでもウォーキングをするなどの習慣を。

不安に思われる方はお気軽にご相談くださいね。お口と全身の健康を一緒に考えていきましょう!

お年寄りは要注意!「誤嚥性肺炎」

「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」という病気、皆さんご存じですか?ニュースや新聞でよく聞く病名です。通常、口から入った食物や唾液は、のどから食道を通って胃へと送られますが、この病気は、食道の隣にある気管に食物や唾液が誤って入ってしまうことで発症する肺炎です。

原因となるのが、食物などについている歯周病菌などの細菌類。これらが肺まで到達して炎症を起こし、特に高齢の方の死亡率を押し上げているのです。

歯周病予防が命を救う?!

誤嚥性肺炎の原因となる細菌の多くは、なんと歯周病菌であると言われています。実は予防のカギは「歯周病」にあったのです!

■口内ケアを十分に!

まずは、歯周病がある方はその治療をしましょう。そして、歯ブラシでのブラッシングに加え、デンタルフロスや歯間ブラシ、舌ブラシ、入れ歯磨き専用のブラシなどを使ってお口の中を清潔に保つように。そして、定期的に歯科医院でチェックやクリーニングをしてもらい、お口の清潔を保ってください。

■唾液分泌も大切です!

お口の汚れを洗い流す「唾液」の分泌量が減ると、歯周病にかかりやすくなりますので、唾液の分泌を促すことも大切です。口内を乾燥させてしまう口呼吸はやめて、食べ物を良く噛んでたべること。早食いの方はとくに気をつけて、1口30回を目標にゆっくり噛んで食べましょう。

■嚥下障害との関連に注意!

また特に認知症などの要介護者の方は喉の反射が鈍くなっていることが多く、食事の形状などの調理法にも配慮が必要になります。一度にたくさんの量をお口に入れない事や、時間をゆっくりとって慌てて飲み込むことを防いだりすることも誤嚥には有効です。もちろん食後の食物残渣の除去や口腔ケアはご自身では十分できないので専門のケアグッズで清掃してあげることも大切になってきます。

歯周病を予防してお口の健康を保つことが、肺炎を防ぎ、命を救うことに繋がります。私たちがお手伝いしますので、一緒に歯周病を予防していきましょう!

よねやま歯科医院院長 米山博彦

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