ニュースレター6月号の話題(お話)は
1『こんな人は歯周病になりやすい!?②』
歯ぐきの炎症や出血から始まり、歯を支えているあごの骨が溶け、最終的には大切な歯が抜けてしまう病気、歯周病。前回、歯周病になりやすい人の特徴として、毎日のケアや歯科での定期的なクリーニングが不十分だったり、喫煙習慣があることをお伝えしました。今回も引き続き、歯周病になりやすい人の特徴をお伝えします!
◆歯並びが悪い
歯並びが悪いと、歯ブラシが届きにくく、歯間などに汚れが溜まりがちになります。するとそこに細菌が集まりプラークを作り、プラーク内の細菌が出す毒素によって歯ぐきに炎症が起きやすくなります。
◆口呼吸の習慣がある
鼻を使わずに口で呼吸する「口呼吸」をしていると、お口の中が乾きやすくなります。すると、唾液による自浄作用・殺菌作用が弱まってしまうため、歯周病菌などの細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
◆歯ぎしり・食いしばりがある
歯周病の直接的な原因になるわけではありませんが、歯ぎしりや食いしばりは、歯に過度な圧力がかかり歯周組織に大きなダメージを与えます。歯周病で歯ぎしりや食いしばり習慣があると、歯ぐきの炎症が激しくなったり、あごの骨の吸収が急速に進行する恐れがあります。
以上のような習慣がある人は歯周病のリスクが高い人です。自分の歯をできるだけ多く残すには、歯周病リスクを下げる生活を送ることが大切。気になることがあればお気軽にお尋ねくださいね!
2『歯医者さんデビューは何歳から??』
赤ちゃんの歯医者さんデビューに適している時期は、最初の乳歯が生えてくる6ヵ月前後から1歳ごろまでが目安です。それくらいの時期になったら、口腔内に問題がないように見えても、歯医者さんでお口の状態をチェックしてもらいながら、むし歯にならないためのアドバイスをもらったり、正しい口腔ケアの方法を教えてもらいましょう。早めの健診がむし歯になるリスクを軽減します。赤ちゃんの歯はとても弱く、むし歯が進みやすいのが特徴です。日頃のケアはもちろん、3~4ヵ月から半年に1回のペースを目安に定期的に歯医者さんで診てもらうことをおすすめします。また、むし歯などのトラブルで初めて歯医者さんに行くと、痛い治療でトラウマになりやすいと思います。歯医者さんに慣れておくためにも、トラブルがないうちに早めにデビューしましょう。診察中、びっくりして赤ちゃんが泣くのは当たり前。お気軽に受診してくださいね!
3『しっかり確認!インプラントの注意点』
見た目が美しく、自分の歯のように噛めるインプラント。大変優れた治療法ですが、インプラントにも注意すべき点があります。しっかり確認して、自分に最適な治療法を選択しましょう!
□治療ができない、または難しい場合がある
重度の糖尿病や心臓病、骨粗しょう症の方など、病気の状態によってはインプラント治療が難しい場合があります。あごの骨が極端に少ない方も難しく、その場合は骨を増やす手術が必要になります。
□治療期間が長い
手術後、インプラントが骨と結合するまで3~6ヵ月かかるため、治療期間はどうしても長くなります。
□外科手術が必要
あごの骨にインプラントを埋め込むため外科手術が必要です。全身状態が良くない場合は治療が難しいことがあります。
□治療後のメンテナンスが重要
日頃のケアはもちろん、インプラントの定着状態や噛み合わせの状態などをチェックするため定期的な歯科メンテナンスが必須です。メンテナンスを怠っているとインプラントの歯周病とも言える「インプラント周囲炎」を発症し、最悪インプラントを失うことにも…。
□治療費が高額
インプラントは基本的に保険適用外の治療となるため治療費が高額になります。骨造成手術などが必要な場合はさらに追加費用がかかります。定期メンテナンスの費用も必要です。
-このようにインプラントにも注意すべき点があります。インプラントにご興味をお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。入れ歯やブリッジと比較しながら皆さまにとって最適な治療法を見つけましょう!
是非ご覧ください!