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SOS!インプラント術後のトラブル

2024年1月13日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。

今日は「SOS!インプラント術後のトラブル」のお話と「インプラントの治療前にCTを撮るのはなぜ?」のお話です!

SOS!インプラント術後のトラブル

インプラントは失った歯を取り戻す優れた治療法ですが、トラブルが起きる可能性があるのも事実です。インプラント術後の痛みや腫れなどは、ほとんどの場合数日で治まりますが、ある原因によってひどい痛みや腫れがいつまでも続くことがあるのです。その原因とは…

◆院内の衛生環境が悪い

手術に使う器具が衛生的でないために細菌感染を起こしてしまい、腫れがなかなか治まらなかったり、膿みが出たりすることがあります。器具の管理はもちろん、専用の治療室があるなど、衛生管理がきちんと行き届いた医院を選ぶことが大切です。

◆医師の技術不足

残念ながら、医師のスキル不足が原因になることも。ドリルの摩擦熱の冷却不足や神経の損傷などで、インプラントのグラつき・脱落、痛み、腫れ、しびれ等が続くことがあります。インプラント治療を受ける際は、信頼できる医院・医師を見極めることが重要です。

◆患者様の術後の生活

以下のようなことが原因で痛みや腫れが生じる場合もあります。

  • ・処方された薬の服用を自己判断で止めてしまう
  • ・お口の中の衛生状態が悪い
    手術後は強いブラッシング等は控える必要がありますが、プラークが溜まりすぎると細菌感染を引き起こすことも。
  • ・喫煙
    タバコを吸うと、免疫力をつかさどる白血球の活動が弱まります。すると、歯ぐきに炎症が起きやすくなったり、感染症のリスクが高まります。

このように、インプラントのトラブルを回避するには、医院選びと患者様の術後の生活が重要なのです。

インプラントの治療前にCTを撮るのはなぜ?

虫歯や歯周病の治療でレントゲン写真を撮った経験があっても、歯科でCTを撮るのは初めてという方も多くいらっしゃると思います。インプラント治療をするにあたっては、CT機器で撮影したデータを元に診断することがとても重要。レントゲンで得られる情報だけでは不十分な面があるからです。そこで今回は、CT撮影で把握できることをご説明したいと思います。

★骨の幅や厚さ

埋め込むインプラントに対して十分な骨の幅や厚さがあるかどうかを正確に診断できるため、インプラントが歯ぐきから露出したり、上あごの上の空洞に飛び出してしまうなどのトラブルを防げます。

★骨の状態

レントゲンでは写らない骨の深いところにある欠損などまで詳細に把握できるため、事前にその対処法を考えることができます。

★血管や神経の位置

骨のまわりには血管や神経が通っていますが、位置や本数は人によって異なります。CTでは位置や本数などを正確に把握できるため、血管や神経を傷つける危険を回避できます。

-いかがでしたか?インプラント治療ではCTで撮影することがとても重要だということがおわかりいただけたかと思います。より安全にインプラントを埋入するためには、お口の状態を3次元的に把握できるCT画像を利用することが大変有効です。

よねやま歯科医院院長 米山博彦

なぜ、あごの骨がやせるの?インプラントを支える土台~歯槽骨~

2024年1月6日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。

今日は「なぜ、あごの骨がやせるの?インプラントを支える土台~歯槽骨~」のお話と
「歯周病を治さないままインプラント治療をスタートすると?」のお話です!

なぜ、あごの骨がやせるの?インプラントを支える土台~歯槽骨~

インプラントはあごの骨(歯槽骨)にフィクスチャーというネジのような物を埋め込み、その上に義歯を入れる治療法です。そのため土台となる骨が不足していると、手術が難しくなったり失敗する可能性が高くなってしまいます。では、なぜあごの骨が不足する場合があるのでしょうか?今回はそれを詳しくお話します。

★歯がなくなったまま放置している

歯がある時はあごの骨に噛む刺激が与えられ、あごの骨がやせることがありませんが、歯がなくなったままではその刺激もなくなり、あごの骨がどんどんやせてしまいます(骨吸収)。ブリッジも骨に刺激が伝わらないため骨吸収が進行します。

★合わない入れ歯を使っている

適度な刺激がないとあごの骨はやせていきますが、刺激があり過ぎてもあごの骨はやせてしまいます。

例えば、合わない入れ歯を使用していると歯ぐきに過度な力がかかり、その負担に耐えきれずあごの骨がやせてしまうのです。

★歯周病になっている

細菌の感染によって引き起こされる歯周病。進行するとあごの骨が溶けていきます。

-いかがでしたか?あごの骨がやせてしまうと、インプラントを入れる前に骨の量を増やす手術が必要となります。インプラントを考えていらっしゃる方は、お気軽にご相談ください。十分なあごの骨の量があるかどうかを確認し、適切な治療法をご提案します。

歯周病を治さないままインプラント治療をスタートすると?

歯が抜けたり、歯がグラグラしていてしっかり噛めなくなると、少しでも早く元の状態に戻したくなり、自分の歯に近い状態まで回復できる優れた治療法であるインプラントをすぐに入れたいと思われるかもしれません。

しかしながら、歯を失ってしまった原因が歯周病である場合、お口全体の歯周病治療を終わらせてからインプラントを入れないと、せっかく入れたインプラントが台無しになってしまうことがあります。

というのも、歯周病で歯を失ったということは、他の場所も歯周病に侵されている可能性が高いということ。お口の中に歯周病菌がいれば、インプラントをダメにする最大の原因である「インプラント周囲炎」になる可能性が高まってしまうのです。

インプラント周囲炎は、インプラントに生じる歯周病のような病気です。歯ぐきからの出血や排膿が起こり、インプラントを支えるあごの骨が溶け、最終的にはインプラントを抜かざるを得なくなってしまいます。

インプラントをできるだけ長く快適に使うためには、インプラントの治療前に、お口全体の歯周病を治療しておくことが肝心です。ちなみに、インプラント周囲炎は進行が早く、歯周病の数倍から10 倍の速度で骨を溶かすと言われています。その上、歯周病以上に自覚症状が出にくいため気がついた時には相当重症化していることが多々あります。インプラント治療を成功させるためには、インプラント周囲炎のリスクを高める歯周病を完治させておくことが不可欠なのです。

よねやま歯科医院院長 米山博彦

身近にある歯周病を悪化させてしまう原因

2023年12月30日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。

今日は『身近にある!歯周病を悪化させてしまう原因〜その1〜』と、「身近にある!歯周病を悪化させてしまう原因〜その2〜』についてお話したいと思います。

身近にある!歯周病を悪化させてしまう原因~その1~

歯ぐきの炎症や出血からはじまり、歯を支えているあごの骨が溶け、最終的には大切な歯が抜けてしまうという恐ろしい病気「歯周病」。その歯周病を悪化させてしまう原因が身近にあるのをご存知でしょうか?

歯ぎしり・くいしばりであごの骨が溶ける!

歯周病の原因は歯周病菌なので、歯ぎしりなどは関係なさそうに思えますが、歯周病を悪化させてしまう原因のひとつが歯ぎしりやくいしばりです。

噛み合わせる力が長く強く続くことで、歯を支えるあごの骨の吸収が急速に進んでしまうためです。放置していると、歯はぐらぐらと動揺し、最終的に抜歯しか選択肢がなくなってしまいます。

≪こんな症状がある方は要注意!≫

  • ・歯の噛む面がすり減って平らになっている
  • ・歯に亀裂が入っている
  • ・あごの関節が痛む
  • ・頬の裏の粘膜に白い筋がある
  • ・歯の根元がえぐれている
  • ・歯がしみる
  • ・舌の縁に歯が当たっていたギザギザの跡がある

上記のような症状がある場合、歯ぎしり・くいしばりの可能性が高いです。思い当たる症状がある方は、早めに歯科医院にご相談ください。マウスピースの装着などで歯や歯周組織に過度な負担がかからないようにすることが可能です。

身近にある!歯周病を悪化させてしまう原因~その2~

歯ぐきの炎症や出血からはじまり、歯を支えているあごの骨が溶け、最終的には大切な歯が抜けてしまう恐ろしい病気「歯周病」。その歯周病を悪化させてしまう原因が身近にあることをご存知でしょうか?

毎日の生活習慣がリスクファクターに!

歯周病の直接的な原因は、プラークなどに住む歯周病菌ですが、悪化させてしまう原因は、実は普段の生活習慣の中にあったりするのです。

◎喫煙・・・タバコに含まれるニコチンが血行不良を引き起こし抵抗力を低下させ歯周病を悪化させます。喫煙者は治療をしても治りにくい傾向があります。

◎ストレス・・・精神的ストレスにより体の抵抗力が弱まり、歯周病が悪化するリスクが高まります。

◎食習慣・・・栄養バランスの偏った食事は抵抗力を弱めます。また、甘いものをたくさん摂る習慣は、歯周病菌などの温床であるプラークが増える原因になります。

このように、歯周病を予防・改善するためには、適切なブラッシングでプラークを取り除くことはもちろん、日々の生活習慣を見直してリスクを下げることも重要です。定期的に歯科医院でメンテナンスを受けるとともに、リスクファクターを遠ざけ歯周病を予防していきましょう!

よねやま歯科医院院長 米山博彦

喫煙はインプラントをダメにする?手術もその後も負うリスク!

2023年12月23日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。

今日は「喫煙はインプラントをダメにする?手術もその後も負うリスク!」のお話と「上あごと下あごで違う成功率!上あご奥歯のインプラント治療は難しい?」のお話です!

喫煙はインプラントをダメにする?手術もその後も負うリスク!

喫煙の習慣は体に様々な悪影響を与えますが、インプラントも例外ではありません。そこで今回は、喫煙がインプラントにとってダメな理由をお話したいと思います。

■手術の失敗率が高くなる!

喫煙により毛細血管が収縮し、血行が悪くなります。血行が悪いと手術のキズの治りが遅くなったり、インプラントと骨がくっつきにくくなるなど、手術が失敗するリスクを高めます。

タバコを吸っている人は、タバコを吸わない人に比べて、3.7倍も手術の失敗率が高まるという報告も。

■インプラント周囲炎のリスク上昇!

インプラント周囲炎というのはインプラントの歯周病です。喫煙している方は、歯ぐきの血行不良により免疫力の低下が起こり、インプラント周囲炎にかかりやすくなっています。

インプラント周囲炎が悪化すると、最悪の場合インプラントが脱落し、せっかく入れたインプラントの寿命が縮まってしまいます。

また、たばこを吸っていると唾液が減少します。お口の中を洗浄・殺菌する作用がある唾液が減少することで、インプラントの周りも炎症が起きやすくなります。喫煙者は非喫煙者に比べ、歯周病やインプラント周囲炎になるリスクが2~6倍もあると言われています。

「インプラントを長持ちさせたい」という方は、できれば生涯にわたり禁煙することをおすすめします!

上あごと下あごで違う成功率!上あご奥歯のインプラント治療は難しい?

自分の歯のように噛めるインプラントは、周囲の歯へのダメージが少なく見た目も天然歯とほとんど変わらないなど大変優れた治療法です。でも、あごの骨にフィクスチャーというネジのような物を埋め込む特性上、治療する場所によりその成功率が変わってきます。特に、上あごの奥歯は治療が難しい場所です。今回はその理由をお話しましょう。

■上顎洞(副鼻腔)がある

上あごの奥歯は、鼻の横にある「上顎洞」に近いという特性があります。そのため、詳細な画像診断を行うなど細心の注意が必要です。手術中にドリルで骨に穴を開ける際は、上顎洞を覆っている膜を傷つけないよう特殊な手術が必要となります。

■骨の厚みが少ない!

上顎洞があるため、上あごは奥歯にかけて骨が薄い方が多いです。インプラント治療では、一般的に長さ10mm以上のフィクスチャーを埋め込みますが、骨の厚みが十分に取れない方も。

■柔らかい骨が多い!

下あごに比べると上あごのほうが海綿骨という柔らかい骨が多く、インプラントと骨が結合しにくいという特徴があります。

このように、上あごの奥歯をインプラントにする場合は、他の場所よりも条件が悪いため手術の難易度が上がります。技術力の確かな信頼できる歯科医に治療してもらうことが大切ですね。

よねやま歯科医院院長 米山博彦

インプラントの治療後のメンテンスは大変ですか?

2023年12月16日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。

今日は「インプラントの治療後のメンテンスは大変ですか?」のお話と「自分はインプラントができる?意外と知らないNGケース !」のお話です!

インプラントの治療後のメンテンスは大変ですか?

「インプラントはメンテナンスが大変」とお聞きになった方がいらっしゃるかもしれません。
でも、入れ歯やブリッジにしても、治療後のメンテナンスは必要です。そこで今回は、インプラントを入れた後のメンテナンスについて詳しくご紹介したいと思います。

★何のためにするの?

◎インプラント周囲炎(しゅういえん)の予防

インプラントを入れた場合、インプラント周囲炎にかかりやすいため予防が大切です。インプラント周囲炎になるとインプラントを埋め込んだ歯ぐきが炎症を起こしたりあご骨が溶けるなどして、
せっかく入れたインプラントの寿命が短くなってしまいます。

◎インプラント以外の歯の寿命をのばす

インプラントを入れた歯だけでなく、お口全体の健康状態をチェックして、歯を失う大きな原因である歯周病や虫歯の予防も同時に行います。

★どんなことをするの?

「かみ合わせ」「インプラントのぐらつき」「歯周ポケット」「歯ぐきの炎症」などのほか、お口は清潔な状態を保てているか、歯ぎしりや食いしばりがないかなどをチェックした後、クリーニングや歯磨き指導を行います。

患者様のお口の状態によりますが、年におよそ2~4回のペースで通っていただきます。

-いかがでしたか?皆様にとってインプラントのメンテナンスは大変ですか?治療法を選択する場合は、治療後のメンテナンスも含めて検討すると失敗がないですよ!

自分はインプラントができる?意外と知らないNGケース!

「将来、歯を失ってしまったらインプラントに」と考えている方もいらっしゃると思います。漠然と考えているインプラント治療。実は、できないケースがあることをご存じでしょうか?

今回はインプラント治療ができない人の特徴をご紹介したいと思います。

★あごの骨が薄い方

インプラントはあごの骨に人工歯根を埋め込むため、人工歯根を埋め込むための十分な骨の厚みと高さが必要です。十分な骨の量がない場合は、骨造成や骨移植が必要になります。

★お子さまや妊娠中の方

あごの骨が成長中の人はインプラントはできません。一般的には骨の成長が終わる20歳前後から受けられるようになります。
また、インプラント治療は手術や投薬が必要になるため、妊娠期間中は避けたほうが良いでしょう。

★全身疾患や持病のある方

糖尿病や高血圧、心臓病、骨粗しょう症などがある場合、インプラント治療が受けられないことがあります。かかりつけの内科医と相談して治療を検討することが大切です。

その他、重度の歯周病にかかっていたり、喫煙習慣がある場合は、インプラントの成功率が低いことも報告されています。インプラントを検討中の方は、事前に歯科医院に相談しておくと、いざという時に慌てませんよ。その他、気になることがある方は、お気軽にお聞きくださいね!

よねやま歯科医院院長 米山博彦

ドライマウスと歯周病

2023年12月9日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日は『ドライマウスと歯周病』と、「歯周病セルフチェック!』についてお話したいと思います。

ドライマウスと歯周病

「最近、口が乾きやすい」「水をよく飲みたくなる」「口の中がネバネバする」。そんな症状はありませんか?もしかしら、それはドライマウスかもしれません。ドライマウスは、薬の副作用や加齢、ストレスなど様々な原因により、唾液が少なくなった状態。口の中がパサついてしゃべりにくかったり、食べ物が飲み込みにくいなどの症状が出てきます。そして、ドライマウスになると、そんな不快な症状だけでなく、歯周病も進行しやすくなるのです。

唾液が減ると歯周病が進行しやすい?!

唾液と歯周病に関係があるの?と思われるかもしれませんが、実は唾液には様々な働きがあり、その働きが弱くなることで、歯周病が進行しやすくなります。例えば、唾液には口の中の細菌を洗い流す自浄作用がありますが、唾液が減りその働きが弱くなると、歯と歯ぐきの境目などに食べかすが溜まって細菌が増殖し、白くネバネバしたプラーク(歯垢)という細菌のかたまりができます。
このプラークこそが歯周病の原因。プラーク内にいる歯周病菌が毒素を出して歯ぐきに炎症を起こし、歯周ポケットを深くし、あごの骨までも溶かしていくのです。また、唾液には殺菌・抗菌作用もあるため、唾液が減少することで、いよいよ歯周病菌が住みやすくなり歯周病が悪化してしまうのです。

-いかがでしたか?歯周病は歯磨きなどのケアで予防することはもちろんですが、唾液が十分に分泌される口内環境を保つことも大切です。ドライマウスかも?と気になる症状がある方は、お気軽にご相談くださいね!

<歯周病セルフチェック>

細菌の感染によって引き起こされる歯周病。歯ぐきの出血や腫れなどから始まり、進行するとあごの骨を溶かして歯を失ってしまう怖い病気です。さらに最近では、歯周病はお口の中だけにとどまらず全身への悪影響があることも分かってきました。そんな歯周病に皆様はかかっていませんか?下の項目でチェックをしてみてください。早めに症状に気づき軽度のうちに治療し、自分の歯を1本でも多く残していきましょう!

こんな症状がある方は要注意!

★最近、口臭が気になる。人から指摘された
★口の中がねばつくようになった
★歯磨きすると歯ぐきから出血する
★歯ぐきが赤く腫れている
★歯と歯のあいだにすき間ができてきた
★歯ぐきが下がってきた
★歯ぐきを押すと膿が出てくる
★歯が浮いたような感じがする
★歯がグラグラする

-いかがでしたか?1つでも症状がある方は、歯周病の可能性があります。半分以上ある方は歯周病が進行している可能性が高いです。早めに受診しましょう。

歯周病は虫歯と違ってほとんど痛みが出ないため、進行に気づきにくく治療が遅くなりがちです。気づいた時には歯が抜けてしまう直前ということも多々あるのです。毎日のセルフケアをしながら、時々自分のお口の健康状態をチェックしましょう。少しでも気になることがあれば早めに受診してくださいね。

よねやま歯科医院院長 米山博彦

歯周病がひどくなる人の特徴は?

2023年12月2日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日は『歯周病がひどくなる人の特徴は?』と、「白と黒。歯石は2種類!』についてお話したいと思います。

歯周病がひどくなる人の特徴は?

歯周病の原因は歯周病菌です。そのため歯周病が住みにくい清潔な口内環境をつくれば、歯周病は快方に向かいます。でも、いくつかの要因により、いくら治療してもなかなか治らなかったり、さらに悪化したりするケースもあるのです。その危険な要因を見ていきましょう。

悪化3大要因はこれ!あなたは大丈夫?

喫煙

タバコを吸うと血管が収縮し、歯ぐきも血行不良を起こします。すると、歯ぐきの修復機能が低下することから、歯周病の治りが遅くなります。体の抵抗力も弱まり、タバコはまさに「百害あって一利なし」です。

糖尿病

血糖値が高いと傷が治りにくく、唾液も出にくくなります。そのため歯ぐきの炎症もなかなかおさまらず、浄化作用がある唾液が出にくくなることで、口の中の細菌が増え歯周病もどんどん進行していきます。

噛みしめやくいしばり

歯ぐきに炎症があるところに、噛みしめやくいしばりなどで強い力がかかると、歯を支えている組織が破壊され、歯周病が悪化します。無意識にしていることがあるので要注意です。

-いかがでしたか?歯周病を治すには、治療やケアはもちろんですが、生活習慣や病気をコントロールすることも重要です。喫煙の習慣がある方は禁煙を、糖尿病がある方はその治療を、そして噛みしめやくいしばりがある方はストレスをためない工夫をしてみてくださいね!

白と黒。歯石は2種類!

「歯石を取ってほしい」と来院される患者様が多くいらっしゃいますが、皆さまは歯石に種類があることをご存知でしょうか?実は歯石には白と黒の2種類あります。今回はその違いを見ていきましょう!

黒い歯石は歯周病がある証拠!

白い歯石

鏡などで自分のお口の中を覗いてみて確認できるのが、白っぽい歯石のほうです。これを「歯肉縁上歯石」と言います。歯垢が唾液中のミネラル成分によって固まってしまったものなので、白い歯石がつきやすい場所は、唾液の出口があるところ。舌の付け根や上の奥歯に触れる頬の内側付近の歯につきやすい特徴があります。

黒い歯石

白い歯石とは別に「歯肉縁下歯石」という黒い歯石があります。これは歯周ポケットと呼ばれる歯ぐきの溝の中に隠れているため自分では見えません。白い歯石よりも頑固に歯根表面にこびりついているため、歯石取りもなかなか困難でやっかいな歯石です。黒い理由は、歯周病菌の出す色素が黒いことや、歯周病の炎症で歯茎から出血する血液成分の影響だと言われます。

黒い歯石は、歯周病が進行して生じる歯周ポケット内にできるため、黒い歯石があるということは歯周病がある程度進行しているということ。歯周病が進行すると、次第に歯を支えるあごの骨が溶け、最悪の場合は歯を失ってしまいます。

-いかがでしたか?歯周病予防には、黒い歯石ができる前にこまめに歯科医院で歯石を除去してもらうことが大切です。こまめなチェックをすることで治療回数も痛みも少なくて済み、結果的にラクですよ!

よねやま歯科医院院長 米山博彦

3つの治療法。お掃除方法もそれぞれ!

2023年11月25日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日は「3つの治療法。お掃除方法もそれぞれ!」のお話と「3つの治療法。周囲の歯への影響もそれぞれ!」のお話です!

3つの治療法。お掃除方法もそれぞれ!

歯を失ってしまった時、入れ歯・ブリッジ・インプラントから治療法を選択することになりますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。後悔することがないように、長所も短所も理解した上で治療法を選択したいですね。そこで今回は、治療後の掃除のしやすさ
にスポットを当てて3つの治療法を比べてみましょう!

インプラント

今までと同じように、歯ブラシや歯間ブラシなどを使用して掃除することができます。入れ歯のように取り外す手間もなく、ブリッジのように汚れが溜まりやすいということもないため、お口の中を清潔に保ちやすい治療法と言えます。

ブリッジ

ブリッジにした場合も今までと同様に歯ブラシや歯間ブラシなどで掃除することができます。今までと違うのは、歯がない部分を補うポンティックという人工歯と歯肉の間に隙間ができること。この部分は食べかすが溜まりやすいため、スーパーフロス等を使い、念入りに掃除することが必要です。

入れ歯

毎食後、入れ歯を外して義歯用ブラシや義歯用歯磨き粉でお掃除します。部分入れ歯の場合は汚れが残りやすい金属部分(クラスプ)も丁寧に磨きます。就寝前には義歯洗浄剤を使用してお手入れする必要も。また、入れ歯だけでなく、歯ぐきや残っている歯も歯ブラシなどを利用して清潔にする必要があります。

-いかがでしたか?治療法により、その後のお掃除方法も気をつけるポイントも違ってきます。ご自身の生活スタイルに照らし合わせて、最適な治療法を選択してくださいね!

3つの治療法。周囲の歯への影響もそれぞれ!

歯を失った時の治療法には、入れ歯、ブリッジ、そしてインプラントがありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。今回は治療による「周囲の歯への影響」にスポットを当て、それぞれの治療法を比べたいと思います。将来、後悔することがないように、長所だけでなく短所も把握し、最適な治療法を選択しましょう!

入れ歯

部分入れ歯の場合は、隣の歯にクラスプという金具をかけて固定するため、支柱となった歯に大きな負担がかかります。

ブリッジ

失った歯の両隣の歯を支柱にし「橋」のように義歯を支えるのがブリッジです。両隣の歯を大きく削ることに加え、ブリッジを支える負担もあるため、両隣の歯の寿命は短くなる可能性があります。

インプラント

あごの骨に埋め込んだ人工歯根が人工歯を支えるため、他の歯に影響を与えることはほとんどありません。他の歯に頼らず自立しているため、周囲の歯への影響は3つの治療法の中で一番少ないと言えます。

-いかがでしたか?治療法により周囲の歯にかかる負担はまったく違ってきます。治療期間や費用面、メンテナンスのしやすさなども考慮して、皆さまにとって最適な治療法を選択してくださいね!

よねやま歯科医院院長 米山博彦

友達と小旅行。インプラントにしていれば…

2023年11月18日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日は「友達と小旅行。インプラントにしておけば、、、」のお話と「インプラントの寿命を伸ばすには?」のお話です!

友だちとの小旅行。インプラントにしていれば…。

年末年始にお友だちと旅行に行かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?いつもよりオシャレして美味しいものを食べてと考えるだけでワクワク。非日常を味わえる機会だからこそ、思う存分楽しみたいですね。でも、歯の治療で部分入れ歯を入れた方の場合、旅先で困ることもあるようです。例えば…

夜は、入れ歯を外して洗わなければならない。

総入れ歯ほどではないものの、入れ歯を外した老けた口元を人に見られるのが恥ずかしいという声をよく聞きます。結局、消灯後にこっそり入れ歯を外すなんてことも。

今までのように噛めない。食事を楽しめない。

固い食材が噛みにくく、旅先のせっかくの美味しいお食事を100%楽しめないということもありがちです。

金具が見えて恥ずかしい。

口を大きく開けると部分入れ歯をとめる金具が見えてしまうことがあります。そのため、大きく口を開けて笑うことを、躊躇してしまうという声もよく聞きます。旅先だけではありませんが、口元を気にして笑わなければならないのは辛いですね。

その点、自分の歯のように噛め、取り外さずにお手入れもでき、審美性にも優れたインプラントなら、以上のようなことを心配する必要はありません。義歯を検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。皆さまにとって一番良い治療法を考えていきましょう!

インプラントの寿命を延ばすには?

高価な治療費を払ったインプラント。でも、適切な管理をしなければ寿命が短くなってしまうことがあります。そこで今回はインプラントの寿命を延ばし長く使うためのポイントをお伝えします!

インプラントの寿命は?

そもそもインプラントの寿命はどれくらいなの?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。個人差はありますが、インプラントの寿命は10~15年ほど。10年経過したインプラントの生存率は約90%といわれています。ちなみに、ブリッジは7~8年、部分入れ歯は4~5年程度と言われます。

寿命を延ばすには?

長く使える可能性の高いインプラントですが、その力を十分に発揮させるには適切な管理が必要です。

歯科医院でのメンテナンス

手術など一連の治療が終了しても、それで終わりではありません。歯科医院でお口の状態を定期的にチェックしてもらい清潔な口内環境を維持する必要があります。

日頃のメンテナンス

歯ブラシはもちろん、歯間ブラシやフロスを使用して、お口の中を清掃に保ちます。歯科衛生士さんから磨き方などの指導を受けると思いますので、それに従ってケアしていきましょう。

-インプラント自体は虫歯になることはありませんが、メンテナンスを怠れば、歯周病のように歯ぐきに炎症が起きあごの骨が溶ける「インプラント周囲炎」になるリスクも高まります。インプラントを長く使うためには、セルフケアとプロによるメンテナンスが重要です。

よねやま歯科医院院長 米山博彦

残存歯0本。それでも治療できる?

2023年11月11日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日は「残存歯0本。それでも治療できる?」のお話と「周囲の歯に左右される人工歯の寿命」のお話です!

残存歯0本。それでも治療できる?

毎日何気なく使っている歯ですが、失ってしまうと大変辛いものです。お食事で不自由を感じることはもちろん、滑舌が悪くなったり人前で笑うのが恥ずかしいなど、精神的にも良くない影響があります。そんな大切な歯が1本もないとなれば、早急に何かしらの治療をする必要がありますが、インプラントでの治療は可能なのでしょうか?

歯が1本もない場合は…総入れ歯?インプラント?

歯が1本もない場合は、総入れ歯しか治療の選択肢がないと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、実際のところ、インプラント治療も問題なくできます。インプラント治療は残っている歯の本数より、あごの骨の状態が重要なのです。

あごの骨が痩せている?

あごの骨の状態と書きましたが、インプラント治療ではインプラント体という金属をあごの骨に埋め込むため、あごの骨に十分な量や厚さが必要です。特に、歯が抜けたまま放置していた場合はあごの骨が衰えて痩せてしまいインプラントの治療が難しくなることがあります。

事前に、あごの骨を増やす治療を行います。

では、あごの骨の量や厚さが十分にないとインプラント治療は不可能なのでしょうか?その問題には解決策があります。インプラント治療をする前に、痩せてしまったあごの骨を増やす治療を行うのです。その分、治療期間は長くなりますが、インプラントを支える土台をつくることができます。

―いかがでしたか?インプラント治療について詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にご相談くださいね!

周囲の歯に左右される人工歯の寿命

歯を失ってしまった時の選択肢として、入れ歯、ブリッジ、インプラントがあります。
自分にはどの治療法が合っているのか、いろいろと迷われるかと思いますが、それぞれの治療法を比べる目安のひとつが、治療した後にどれくらいの期間、機能するかという「歯の寿命」です。
そこで今回は、それぞれの人工歯の寿命をみていきましょう!

入れ歯

部分入れ歯は、金属のバネを隣接する歯にかけて固定するため支柱となった歯には大きな負担がかかり、その歯自体の寿命を縮めることが多いです。そのため、入れ歯自体の寿命も一般的には4~5年程度と言われています。

ブリッジ

ブリッジの場合は、義歯を支えるために、両脇の歯を大きく削り支柱とする必要があります。そのため、削られた歯には大きな負担がかかり、寿命が縮まるリスクが高まります。ブリッジは歯垢が溜まりやすい部分があるため、虫歯や歯周病にもなりやすくなります。個人差はありますが、寿命は7~8年程度と言われます。

インプラント

インプラントは、人工歯根をあごの骨に埋め込み人工歯を支える治療法です。そのため、まわりの歯へ影響を与えることはほとんどありません。10年経過したインプラントの生存率は約90%と言われており、寿命の目安は10~15年ほどです。

―いかがでしたか?寿命で比べるとインプラントが優れていますね。ただし、お口の状態は一人ひとり違います。インプラント治療にご興味を持たれた方は、ぜひお気軽にご相談ください!

よねやま歯科医院院長 米山博彦

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