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1本抜けると総入れ歯に!?10年後のあなたの歯は?

2022年10月7日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日は歯周病の少ない国スウェーデンとの比較『5年後、10年後のあなたの歯は?』と『1本抜けたらやがては総入れ歯??』についてお話したいと思います。

5年後10年後のあなたの歯は??

今、あなたは何歳ですか?そしてお口の中の歯の本数は何本あるでしょう?日本人の寿命は伸びているのはご存じの通りですが、実は歯の寿命は全然それに追いついていないのが現状です。歯は親知らずを入れて全部で32本ありますが、70歳の頃にはすでに15本程度になっているのです。

スウェーデンは平均20本、日本は平均8本!

歯を失う原因の多くは歯周病。歯は治療を重ねるたびに確実に寿命を縮めていきますので、歯周病、そして虫歯にならないことが肝心です。1日でも長く歯の寿命を伸ばすためには、毎日のケアと、歯科医での定期検診やクリーニングによる予防が大切。きちんとケアができれば確実に歯の寿命は伸びていくのです。

その良い例が、予防歯科の先進国スウェーデン。スウェーデンでは80歳の方でも平均20本の歯を保っているそうです。一方、日本はというと、80歳の方の平均残存歯数は、なんと平均8本という危機的状況…。

「自分は大丈夫」「歯がなくなるなんて想像がつかない」と若い頃は思いがちですが、日本人の平均では45歳頃から加速度的にどんどん失われていく傾向があります。実際に歯を失い、入れ歯やインプラントしか選択肢がなくなった時に初めて、歯をもっと大切にしておけば良かった・・・と、歯の有り難みが分かるのかもしれません。

今まで何不自由なく美味しいものを食べたり、おしゃべりを楽しんだりできたところが、突然歯を失いそれらの楽しみが奪われるのは相当ショックです。できれば80歳で20本以上の歯を残して豊かな人生を味わいたいものです。5年後10年後の歯が健康できちんと機能しているように、私たちと一緒に頑張っていきましょう!

ちなにみスウェーデンでは日本に比べて認知症の方も非常に少ないとの統計が出ています。それは高齢者でも自分の歯で食事がしっかり摂れる、しっかり噛むことで脳の血流が確保できていて認知症が少ないことに関連があるとのことです。

しかも寝たきりの高齢者も非常に少ないことも歯と関連があることが解っています。日本は寿命は世界一ですが、寝たきりでは人生楽しく過ごせません!歯を守って健康寿命も守りたいですね!!

1本抜けるとやがては総入れ歯!?

虫歯、歯周病、けが…、歯が抜ける一番の原因は何でしょう?厚生労働省の抜歯原因調査では、「虫歯よりも歯周病が原因で抜歯する人が多い」という結果が出ています。約8割が歯周病にかかっていると言われる日本では、特に40代半ばから歯周病で歯を失う方が増えてきます。

義歯が他の歯の寿命を縮める!

「1本ぐらい抜けても放っておいて大丈夫」と思われるかもしれませんが、歯が1本なくなるというのは大変なことなのです。歯が1本抜けた後の行く末をシュミレーションしてみましょう。

ケース① 歯が抜けた!でも、面倒だから放置・・・

1本歯が抜けると、今まで歯があった場所に両隣の歯が倒れ込んできたり、噛み合わせの反対側の歯が伸びてきます。噛み合わせが悪くなると汚れが溜まりやすくなり、歯周病や虫歯のリスクも上昇。

ケース② ブリッジを入れた

ブリッジは、両隣の歯を削って土台にし、橋を渡すように義歯を入れる治療法。土台となる歯に大きな負担がかかるので、その歯の寿命を縮める可能性が高くなります。ブリッジでつないだ部分は汚れが溜まりやすいので、新たな虫歯や歯周病も発生しやすくなります。

ケース③ 部分入れ歯を入れた

保険の部分入れ歯の場合は、他の歯に金属のバネを引っ掛けて義歯を安定させます。バネをかけられた歯には過重な負担がかかるので数年でぐらつき始めて抜歯・・・。歯の無い部分がどんどん広がっていく可能性が大きいです。

先ずは、歯を失う最大の原因である歯周病に気をつけることが大切です。毎日のセルフケアと歯科医院で定期的にメンテナンスすることで、歯周病から総入れ歯に進行する負の連鎖を断ち切りましょう!

よねやま歯科医院院長 米山博彦

歯周病を引き起こす危険因子(リスクファクター)

2022年9月30日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日は『歯周病を引き起こす危険因子(リスクファクター)』についてお話したいと思います。
歯周病は歯周病菌単体だけでは発症できません。身体の免疫や生活習慣が大きく影響しています。

歯周病を引き起こす危険因子(リスクファクター)

日本人成人の80%以上がかかっていると言われる「歯周病」。全身の病気とも関係性の深い怖い病気ですが、この歯周病にかかりやすくなる要因はいくつかあります。歯周病の危険因子「リスクファクター」について考えてみましょう。

第1のリスクファクターは「細菌」!

歯周病のリスクファクターは大きく分けて3つあります。
「細菌」「体の状態」「生活習慣」です。今回は、感染症である歯周病のおおもとの原因となる「細菌」についてです。

◆感染症である歯周病。おおもとの原因は細菌です!

私たちのお口のなかにあるプラーク(歯垢)は細菌の塊です。わずか1mg中に10億もの細菌が住みついていますが、全ての細菌が悪さをするわけではなく常在菌と言ってお口の環境のバランスを整えている細菌も多数存在します。しかしその中にはもちろん、歯周病の原因菌も住んでいます。
歯周病原因菌は歯と歯ぐきの境目についたプラークや歯周ポケットの中に潜んでいます。これらの細菌が毒素を出して炎症を引き起こし、歯周組織を破壊しながらあごの骨を溶かします。最悪の場合、私たちの大切な歯は抜け落ちてしまいます。

◆毎日のプラークコントロールがやっぱり大切!

そんな原因菌をやっつけるには、やっぱり歯磨きなどによるプラークコントロールが基本です。奥歯や歯と歯ぐきの境目、歯が重なりあっている所などプラークが溜まりやすいところを重点的に磨きます。歯ブラシだけではこのプラークを落とすのは4割程度と言われていて、デンタルフロスや糸ようじ、歯間ブラシなどを併用することで9割以上の清掃が可能になります。また1日1回しっかりと清掃できていれば歯周病の進行は防げますので、朝やお昼など時間がなく歯ブラシの時間がしっかり取れない時は、その日の夜寝る前に時間を少し確保して口腔内の清掃を心がけて下さい。また定期的な歯科医院でのクリーニングを受けて下さい。一度口腔内を専門的に清掃すると歯周病菌は極端に少なくなり悪さができなくなります。しかしゼロにすることは出来ないのでそれからだんだん増えてきます。クリーニン。グ前の状態に戻るまでの期間が3ヶ月と言われていますので定期的は検診とクリーニングの間隔は3〜4ヶ月が理想的と言われています。
自分流のブラッシングで不安という方はお気軽にお声をかけてくださいね。歯ブラシを当てる角度など丁寧にお教えします。そして、歯科医院での定期的なクリーニングをするとより効果的ですよ!

第2のリスクファクターは「体の状態」!

歯周病のリスクファクターを大きく分けると、「細菌」「体の状態」「生活習慣」の3つ。前回は「細菌」についてお話ししましたので、今回は『体の状態』について考えてみます。

◆糖尿病をお持ちの方

糖尿病にかかっている人は、白血球の機能が低下して細菌に対する抵抗力が落ちているので、歯周病菌に対しても十分な防衛ができません。糖尿病患者さんは歯周病にかかりやすく、悪化しやすい状態です。

◆薬の長期服用している方

てんかんの薬のフェニトイン、高血圧の薬で血圧を下げる降圧剤のニフェジピン、免疫抑制剤のシクロスポリンなどの薬物を長期間服用していると、歯肉が異常に増殖してしまうことがあります。歯ぐきが腫れるので、プラークが溜まりやすく歯周病のリスクも高まります。
またステロイド剤を長期に服用されている方も炎症に対する免疫力が落ちているので歯周病が進行しやすい状態になりやすいです。

◆ホルモンがアンバランスな時期

思春期や妊娠時、更年期など、ホルモンバランスが崩れる時は、歯肉が炎症を起こしやすく、歯周病にもなりやすい時期です。
このように、体の状態によって歯周病に対するリスクは変わります。病気がある方は病気の治療とともに、口腔環境もしっかりとメンテナンスしてコントロールしていくことが大切。体の状態が不安定な方や、有病者の方はセルフケアだけでは歯周病の進行が止まらない場合も多くなりますので定期的な検診とプロケアを是非ともお勧めします。
不安要素がある方はお気軽にご相談くださいね。一緒にあなたのお口と全身の健康を考えていきましょう!

第3のリスクファクターは「生活習慣」!

歯周病のリスクファクターは、「細菌」「体の状態」「生活習慣」の3つに大きく分けられます。これまでに「細菌」「体の状態」についてお話ししましたので、今回は『生活習慣』について考えてみます。

◆喫煙の習慣・・・タバコを吸うとニコチンなどの影響で血行が悪くなり抵抗力も低下します。すると歯周病菌に対する抵抗力も落ちるので、歯周病になりやすく、悪化しやすく、治りにくい状態になってしまいます。本気で歯周病を完治させたい方は、タバコの習慣を止めることが近道です。

◆精神的なストレス・・・仕事や人間関係などで必要以上のストレスがかかると免疫力が低下します。免疫力の低下は、つまり細菌感染しやすい状態になるということ。もちろん歯周病菌にも感染しやすくなります。また、ストレスによる歯ぎしりや食いしばりが、歯周病の進行を早めてしまうことも。運動や趣味など、上手にストレス発散でき
る方法を見つけておきましょう!

◆食習慣・・・糖分の多い食べ物や、間食回数が多い方は、プラークができやすく歯周病のリスクも上がります。
お食事の後はこまめに歯磨きをして、歯周病菌が住みつきやすい環境を作らないようにしましょう。
生涯に渡って長く使い続ける「歯」は、健康で楽しい人生を過ごすのに必要不可欠なものです。普段の生活習慣を見直して、少しでも歯周病になるリスクを減らしていきたいものですね。そして、定期的に歯科医院に通ってプロの指導も受けてください。お口と全身の健康を一緒に考えていきましょう!

 

歯周病は全身を駆け巡る!?糖尿病の関係も

2022年9月23日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。

今日は『歯周病菌が身体を駆け巡る』菌血症と『歯周病と糖尿病の関係』についてお話したいと思います。

歯周病菌が身体中を駆け巡る!?

歯周病は、文字通り歯の周りの組織に細菌感染が起こる病気です。歯肉の炎症や出血からはじまり、歯を支えているあごの骨が溶け、最終的には大切な歯が抜けてしまいます。ところが、最近では、歯周病はお口の中にとどまらず、全身にも悪影響を及ぼしていることが分かってきました。

「歯が抜ける」だけじゃなかった!!

では、なぜ歯周病があると全身の健康が脅かされるのでしょう。それには大きく3つの理由があります。

☆歯周ポケットはケガをして塞がらない傷口だった!

歯周病菌が住み着く歯周ポケットでは絶えず炎症が起こるなど、組織が傷つけられ、傷口が開いたままと同じような状態。だから歯周病菌はその傷口から簡単に体内に入り込めるのです。
また、適度な温度に保たれている歯周ポケットは、歯ブラシなどが届きにくいため、細菌の繁殖に絶好の環境です。

☆血液中でも生きられる!

普通の細菌は、血液中では白血球などの働きによって生きていることができません。ところが、歯周病菌は、血液中でもあまり殺菌されることがないので、血液に乗って全身に運ばれていき、臓器や血管壁にたどり着き、そこで炎症を引き起こします。

☆気道から入ることも!

歯周病菌の混ざった唾液が誤って気道に流れ込んでしまい、肺炎を起こすこともあります。
このように、お口の中の病気と思われてきた歯周病ですが、体内に入り込むと、感染性心内膜炎や虚血性心疾患などの心臓病、脳梗塞、肺炎などを引き起こす可能性もあるのです。全身の健康のためにも歯周病予防は大切ですね!

歯周病と糖尿病の深〜い関係!

糖尿病の人は、実は歯周病にもなりやすいということをご存じでしたか?今回は、この2つの病気について、少し詳しく考えてみましょう!

「血糖のコントロール」がカギ

◆糖尿病ってどんな病気?

普通、健康な人は、血液中の糖分の濃度が高くなると膵臓からインスリンが分泌され血糖値の上昇が抑えられます。でも、糖尿病患者さんはこのインスリンの分泌が少なかったり働きが悪いために血糖のコントロールが上手くできず、血糖値の高い状態が続きます。その状態が続くと、体の中の防御反応が低下して、さまざまな感染症にかかりやすくなるのです。これは、細菌感染による歯周病についても同じこと。つまり、血糖値が高い方は、感染症である歯周病にもかかりやすく、悪化しやすくなるのです。糖尿病の人はそうでない人に比べて、2倍強の頻度で歯周病が起きやすくなるとの報告もあります。

◆歯周病の影響って?

また歯周病が糖尿病に与える影響を考えてみましょう。歯周病が進行すると、炎症のある歯ぐきなどから炎症性サイトカインという物質が作られて体内に侵入します。この炎症性サイトカインは、インスリンの働きを弱める作用があるため、さらに血糖のコントロールが悪くなり、糖尿病が悪化してしま次回います。このように、糖尿病と歯周病は密接に影響し合う関係です。悪循環に陥り両方悪化してしまうこともありますが、歯周病を治療することで糖尿病の予防や改善に繋がる可能性も。お口のケアで全身の健康を保っていきましょう!

さて、次回は【歯周病の“リスクファクター”は?】です。お楽しみに!

「静かな殺し屋」に注意!歯周病と脳梗塞の関係

2022年9月16日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。

今日は「静かな殺し屋」と呼ばれるの歯周病菌のお話と、「歯周病と脳梗塞の関わり」についてお話したいと思います。

歯周病、進行していませんか?

昔は「歯槽膿漏」と呼ばれていた「歯周病」は、歯肉の炎症や出血からはじまり、歯を支えているあごの骨を溶かして歯を失ってしまう恐ろしい病気です。

初期の段階では自覚症状がほとんどなく、いつの間にか症状が悪化してしまうことから、「サイレントキラー(静かな殺し屋)」とも呼ばれています。

「静かな殺し屋」に御用心!

初期の段階では、自覚できる症状はほとんどありませんが、歯肉には炎症が起きています。「歯肉が腫れることがある」「歯磨きで時々出血する」という方はご用心!それが歯周病の始まりかもしれません。また、そのほか、こんな症状がある方は、早めに歯科医院でチェックしてもらいましょう!

★ 朝起きたとき口の中がネバネバする。
★ 口臭が気になる。
★ 歯肉がむずがゆい、痛い。
★ かたい物が噛みにくい。
★ 歯が長くなったような気がする。出っ歯になった気がする。
★ 歯と歯の間の隙間が大きくなり、物がはさまりやすくなった
★ 歯肉が赤色~紫色になった
★ 歯茎などから膿(うみ)が出る
★ 歯がグラグラする

中期~後期と病気が進行してくると、歯槽骨(あごの骨)が溶け出して、固い物を噛みにくくなったり、歯がグラグラしてきてしまいます。一度あごの骨が溶けてしると元に戻すことはできませんが、初期の歯肉炎の段階で治療を受ければ、元の健康な状態まで回復できる可能性も高まります。

だから、歯周病には早期発見・治療が重要なのです。歯医者に行った時にはもう手遅れということがないように、「ちょっといつもと違うな」と思ったら、早めに歯科医でチェックしてもらってくださいね!私たちが全力でサポートします♪

歯周病であなたの寿命が縮む!?

日本人の成人の約80%が罹患していると言われる歯周病ですが、脳の血液のめぐりの低下から重い後遺症を残すこともある「脳梗塞」の一因になっていることをご存じですか?

あの「脳梗塞」にも関わっていた!

脳梗塞と動脈硬化

脳の血管が詰まるなどで、脳組織に血液が送られなくなり脳組織の壊死が起こる「脳梗塞」。その大きな原因が動脈硬化です。

動脈硬化とは何らかの原因で、血管壁が分厚くなり柔軟性を失ってしまった状態を言います。動脈硬化になると血管が狭くなったり、ふさがってしまい、脳組織に上手く血液供給ができなくなることで、脳組織が死んでしまうのです。

動脈硬化に関わる歯周病

そんな怖ろしい「動脈硬化」に、歯周病が関わっていることが分かってきました。歯周病菌などの刺激によって、血管内にプラーク(粥状の脂肪性沈着物)ができて血管が細くなると同時に、そのプラークがはがれて血管が詰まったりするのです。

日本臨床歯周病学会によると、歯周病の人はそうでない人の2.8倍脳梗塞になり易いと言われているそうです。

高血圧、糖尿病、脂質異常症、心臓病、ストレス、喫煙など、脳梗塞の原因はもちろん歯周病だけではありませんが、日頃から歯周病予防をすることで、怖ろしい病気「脳梗塞」のリスクを少しでも減らしていきましょう。お口の健康を守ることは全身の健康にも繋がっています。

さて、次回は【歯周病菌が体中を駆けめぐる!?】をお届けします。

歯周病になりやすい人とは?原因は「歯垢」

2022年9月9日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。

今日は歯を失う原因のダントツの1位『歯周病になりやすい人』と『歯周病の原因である歯垢』についてお話したいと思います。

毎日の生活習慣と歯垢を取り除く歯ブラシ。わかっちゃいるけど。なかなか改善は難しい事が多いですよね!

歯周病になりやすい人って?

歯肉の炎症や出血からはじまり、歯を支えているあごの骨が溶け、最終的には大切な歯が抜けてしまうという恐ろしい病気、歯周病。そんな歯周病に皆さんはなりたくないですよね。

でも、同じようにデンタルケアをしていても、歯周病になりやすい人、悪化しやすい人がいるんです。

歯周病リスクをあげるこの習慣!

1 口呼吸をしてしまう・・・お口の中が乾燥してプラークがつきやすくなります。また、歯肉の抵抗力が弱まり炎症も起きやすくなります。

2 やわらかい物、甘い物が大好き!・・・プラークができやすく歯周病菌がどんどん増えてしまいます。

3 寝ているとき歯ぎしりをしてしまう・・・無意識に行われる歯ぎしりでは、非常に強い力が歯を支えている組織にかかり歯周病を悪化させます。

4 タバコがやめられない・・・血管を収縮させて歯肉の血行不良を引き起こす喫煙。抵抗力が低下するなどし、歯周病がますます悪化します。

5 「仕事や人間関係で悩んでいる…」・・・ 精神的なストレスは、自律神経のバランスを崩し、免疫力も低下。

6 「今、妊娠中なんです」・・・妊娠中や更年期は女性ホルモンの変化が激しく、症状が急激に悪化することも。定期的に歯医者でクリーニングを!

しっかり歯磨きをしているつもりでも、このような習慣があると、歯周病がどんどん悪化していきます。生活習慣の見直しが大切です。

その他にも、糖尿病になると細菌感染に対する抵抗力が低下するために、歯周病も悪化しやすくなりますし、女性の場合は、思春期、妊娠中、更年期は、ホルモンの影響で歯周病が悪化しやすい時期でもあります。

歯並びがよくない場合は、歯ブラシが十分に行き届かなくて歯周病菌の温床となるプラークがたまりやすくもなります。

お口のケアは一人では難しいのが現状です。せひ、プロである私たちにご相談ください。歯周病を寄せ付けない健康なお口の環境作りを、しっかりリサポートしていきます。

歯周病菌の温床「歯垢」を取り除く!

皆さん毎日歯磨きはしていますか?ほとんどの方が「しています」と答えられると思いますが、成人の約80%が歯周病に罹患しているのが現状です。その理由は、「磨いているけど磨けていない」から。つまり、歯磨きはしていても、歯周病の原因となるプラークをきちんと取り除くことができていない方が多い、ということなのです。

歯肉の炎症や出血からはじまり、歯を支えているあごの骨が溶け、最終的には大切な歯が抜けてしまうという恐ろしい病気「歯周病」。その歯周病の原因となる歯周病菌が住んでいるのが、歯垢(プラーク)です。だから歯垢を取り除くことが歯周病を予防する重要なカギとなります。

自分でとれる歯垢、とれない歯垢!

歯にガッチリこびりついたプラーク。これをシッカリ取り除きさえすれば、歯周病のリスクも大いに減ります。しかし、実際、完璧にキレイにするのは至難のワザです。

それは、歯は実際に見ながら磨けない上に、歯と歯の間や、歯の裏側など磨きにくい場所がたくさんあるから。そこで、今回は、歯磨きで気をつけたいポイントをご紹介します。薬品だけでは除去できないプラークは歯ブラシ等でシッカリこすり取ることが肝心です。

そんな歯垢は綺麗サッパリ取り除きたいですね。そのためには、まず毎日の歯磨きが大切です。こんなことに気をつけて、セルフケアをしてみてください!

★ 歯の表面だけでなく歯と歯の間も丁寧に!
★ デンタルフロスや歯間ブラシの使用で効果を上げる!
★ 毛先が乱れた歯ブラシでは効果も半減!こまめに交換しましょう!
★「左の奥歯から・・・」など、磨く順番を決めて、磨き忘れのないように。特に気をつけて磨く歯を、把握しておきましょう。

でも、残念ながらセルフケアだけで歯垢を完全に取り除くのは困難。原因は・・・

☆ 歯周ポケット内に歯垢が・・・歯周ポケットの奥までは歯ブラシが届きにくいので、自分で取り除くには限界があります。
☆ 歯石・・・歯磨きで除去することができない歯石は、表面がデコボコしているために歯垢がつきやすく、軽石のように小さな穴があいているので、そこを住みかに歯周病菌が繁殖します。
☆ 歯並びが悪い・・・歯と歯が重なり合っていたりすると、歯ブラシが届きにくいため、完全に歯垢を取り除くのは困難です。

このようにお口のケアは一人ではなかなか難しいものです。ぜひ、日頃のセルフケアに並行して、歯科医での健診・クリーニングを受けてください。

3ヶ月程度を目安に、定期的にチェックしてもらうことをオススメします。ご自身の歯を一生健康に使えるように、一緒にお手入れをしていきましょう♪

歯茎が腫れて痛い❗️ その原因と自分でできる応急処置

2019年2月21日

急に起こる歯茎の腫れ」「歯茎の痛み」

よりによって大事な仕事や学校の行事の時にもお構いなく起こってしまいますよね!

すぐに歯医者に行けない!そういう時にどうすればいいのか?

自宅でできる応急処置について詳しく書いていこうと思います。

歯肉が腫れて痛む時の応急処置

歯や歯肉が痛む時ついやってしまいがちな事

患部(腫れているところ)氷嚢(氷)で冷やす

これは基本的にはNGです。何故かというと腫れている部位は元々血行が悪くなっています。そこを氷などで冷すと更に血行が悪くなってしまいます。一瞬楽になるのですが、通常はその後さらに腫れと痛みが増加してしまいます。痛み止めを飲んでも血行が悪いため成分が充分到達しにくくなってしまいます。

(ただしこれは化膿性炎の場合で、抜歯後や口腔外科の小手術後の腫れはむしろ冷やした方がいい場合があります!)

とは言っても痛いときはがまんできませんよね!私にも身に覚えがあります!多少は冷やしてもかまいません。でも水道水をタオルに浸して患部に当てる程度にして下さい。氷で冷やすと後が大変になります。

教訓① 氷で冷やさない   !

痛みの応急処置

まず痛み止めを飲む。

とにかくまず痛みを止めないと何も手につかないし耳にもはいりません!市販のバファリンやロキソニンを飲みましょう。通常は30分もすればかなり痛みは柔ぐはずです。

でも効きが悪いときはどうするか?これはほとんどが量が足りてないせいなので

違う種類の痛み止めを飲むよりも同じ種類の痛み止めを追加で飲んで下さい。この方が断然効きます!

教訓② 痛み止めの効きが悪いときは同じ種類を追加で飲む!

栄養と睡眠をとる

歯や歯肉に腫れや痛みがある時は食欲も落ちて眠りも浅くなるか、酷いときには全く寝れない状態になりますよね。また痛い歯には負担をかけないことも大事です。

食べれない寝れないは免疫力を著しく落とすので治りを遅くしてしまいます!

ですから栄養は噛まなくても済む流動食や栄養価の高いスープなどがオススメです。全く食べないのは良くないです。またこの時は睡眠導入剤を使ってでも睡眠をとる事を優先することが大切です。これにより後の治りが全く変わってきます。

腫れの応急処置

抗生物質を飲む

しかしこれは抗菌剤(抗生物質)が手元にある方のみができる対処方法になります。以前通っていた歯科医院や医家のお医者さんでもらった抗菌剤が余っていた場合などでしょう。しかしあまり時間が開きすぎている薬は薬効が下がっていることがあるので古い薬は飲まない方がいいと思います。

患部の細菌の量を減らす

抗菌剤も最近の量を減らして症状を軽減するのですが、歯肉の腫れの原因は90%歯です。 つまり

歯についている細菌の量を減らすためには歯ブラシが重要です。

腫れている歯茎を磨くのではなく歯の際の歯垢をできる限りとります。硬いブラシは腫れている歯肉に当たると痛いので軟毛ブラシを使いましょう。歯医者さんでは通常販売されていますが、最近では大きなドラッグストアや東急ハンズなんかでも「超軟毛ブラシ」が売られていますので、1本買っておいてもいいかもです。

歯肉が腫れと痛みの原因はなんでしょう?

歯周病

一番多い原因がこれ、そう歯周病です。

この病気は実に成人日本人の8割以上が罹患していると言われるもので、歯を支えている骨が(歯槽骨と言います)歯周病を起こす原因菌(歯周病菌)によってじわじわ長い年月をかけて破壊され溶かされていき、放置すると最終的には歯が抜け落ちてしまう怖い病気です。この歯肉の炎症が進行する際にしばしば歯ぐきの突然の腫れや痛みが起こります。これは自然治癒はしないので、できるだけ早く歯医者に行って下さい。

最近ではテレビのCMで歯周病に効く歯磨剤とかよく販売されていますが、コレだけで歯周病が治ることは絶対にありませんので、応急処置で痛みが和らいだら直ぐに受診しましょう!!

 

虫歯(根っこの先の膿)

虫歯が進行してしまい、細菌が歯の神経に侵入するとズキズキしたひどい痛みがでます。虫歯が初期にはまず冷たいものがしみる事で気がつく事が多いです。

そこで歯医者で治療すればいいのですが、痛み止めを服用してやり過ごしているとある時に痛みがなくなります。多くの人は治ったと勘違いするのですが、これは歯の神経が死んでしまい壊死した状態になっています。これが時間が経過して更に進行すると細菌が歯の根っこの先から外に出てしまい歯を支えている骨に感染します。そこで炎症が起こり膿を溜めてくると再びズキズキした酷い痛みと今度は歯の根元付近の歯肉が腫れてきます。 これが写真の様な状態です。

歯が割れている

神経のない歯は硬いものを噛んだり、夜歯ぎしりをしたりする習癖がある方はよく歯の根っこが割れてしまって歯肉が腫れ、噛む時の痛みが出てきます。まれにかむ力が非常に強い方は神経のある天然歯を噛み割ってしまう事が起こります。

これの対処は縦に割れてしまった歯は多くは抜歯になります。稀に根っこの長い歯は矯正で引っ張り出したり、一回抜いて180度回転させてもう一回戻す(再植といいます)方法で助ける事ができる場合がありますが、状態が良い場合に限ります。

 

 

 

親知らずの炎症

もう一つよく見られるのが下顎の親知らずが原因の腫れと痛みです!これは放出スペースがないため親知らずが真っ直ぐ萌出する事ができないためにイラストのように前の歯に接して斜めに埋伏(埋まっている状態)になります。

この状態になると歯ブラシが難しくなり歯垢や食べカスが停滞してしばしば炎症を起こし腫れと痛みが生じます。

また前の第2大臼歯 もほぼ100%虫歯になりますので、できればこのような状態の親知らずは早く抜歯しておいた方がいいです!

腫れや痛みに対して歯医者で行う応急処置

麻酔をして洗浄

痛みが強く腫れている場合にまず行うことは、痛みを止めるもしくは和らげるためにまず局所麻酔をします。それから原因を診査診断していきます。

麻酔をして腫れているところに膿がたまっていれば切開して排膿

腫れているところが柔らかく押すとプヨプヨしている場合は(専門的には波動を触れると言います。)麻酔をして切開して膿を出します。この処置により急激に痛みと腫れは改善して行きます。しかし腫れていても表面が赤く押しても硬くプヨプヨしていない場合は切開してもまだ何も出てこず痛みが増すだけなので、洗浄だけして抗生剤を服用してもらい、膿が表面に集まってくるのを待ちます。

噛み合わせを落とす

失活歯(神経のない歯)がなぜ痛むのかと不思議がる方が時々いらっしゃいますが、神経のない歯でも根っこの先に膿が溜まると噛む力が伝わると痛みを感じる事が多いです。ひどくなるとちょっと当たるだけでも飛び上がるぐらい痛む事があります。その対処方法としては歯を少し削って噛み合わせを緩めるもしくは全く噛まないようにします。

根っこの治療をする(根管治療)

根っこの先に溜った膿の原因はほぼ100%感染した歯の中から根の先に細菌が侵入して起こります。治療としてはその感染源である根っこの治療を行います。溜ってしまった膿は切開できる様なら外に出して、抗菌剤を服用して局部の細菌の数を減らしながら、最終的には無菌状態で根っこに薬を詰めて密封します。

歯周治療を行う

歯周病が原因で腫れや痛みがある場合は、歯ブラシ(プラークコントロール)や歯石除去 、歯周ポケット洗浄などの歯周治療を行います。この中で一番大切なのはセルフケアである歯ブラシです!歯垢というのは単なる食べカスでは無く、歯周病などの炎症を起こす細菌のかたまりです。これを毎日の歯ブラシで出来るだけ除去する事が腫れや痛みの治療だけでなく、すべての歯科治療の成功のためのポイントです。

まとめ

急に起こる困った歯ぐきの腫れや歯の痛み に対する応急処置や治療について解説しました。    でもコレは急におこったのではないのです。

お口の中のトラブルの大半は虫歯や歯周病です。その原因は歯垢(プラーク)と呼ばれる悪玉口腔内細菌によって引き起こされます。

私たちの身体には免疫力という仕組みがあってこの免疫が通常は身体の中に入ってこようとする細菌やウイルス、異物などを排除してくれています。

ところが風邪をひいたり過労で疲れていたりするとこの免疫力が落ちる事があります。まさにこの時に歯ぐきが腫れて膿をもち痛みがでます。

しかし毎日腫れの原因になる歯垢をしっかり歯ブラシで清掃していれば、腫れたとしても軽度な症状で済んでしまうか、なんともない場合もあります。

腫れのための最大の予防は毎日の正しい口腔清掃(歯ブラシ)!

もし腫れてしまったら氷で冷やさず、痛み止めを飲んで出来るだけはやくかかりつけの歯医者さんにいく!

以上です。

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