ニュースレター7月号の話題(お話)は
1『歯周病の末期症状は?手遅れになる前にできること!』
初期は自覚症状が少なく、気付いたときには進行していることが多い歯周病。悪化すると歯を支えるあごの骨が溶けて歯を失うことにもなりかねないため注意が必要です。末期は以下のような症状がみられ、治療しても歯を残せない可能性が高まってしまいます。
<歯周病の末期症状>
□ 歯がグラグラと動揺してきた
□ 歯ぐきが腫れてブヨブヨする
□ 食べ物を噛んだ時に痛い、しっかり噛めない
□ 出血したり、膿が出ることがある
□ 口臭が一段とひどくなった
これらの症状を放置していると、歯が自然と抜けてくることも…。手遅れにならないためには、痛みなどの強い自覚症状がなくても、歯ぐきの腫れや出血などお口の中に違和感を感じた時は、早めに受診することが大切です。その後は、定期的に歯科医院でチェックやケアをしてもらいます。もちろん、毎日のセルフケアをしっかり行うことも重要。いくら治療や定期的なケアをしても日々のケアができていなければ歯を守ることはできません。歯間ブラシやフロスなども使ってお口の中の汚れをしっかり除去していきましょう!
2『何でも美味しく食べるために必要な歯の本数は?』
歳を重ねても何でも美味しくいただきたいものですね。歯が減って食べられないものが出てくると、食べることの楽しみが減ったり栄養が偏るなどして、生活の質が格段に落ちてしまいます。大人の歯は、親知らずを除いて28本。何でも美味しく食べるためには、平均20本の歯が必要と言われています。
例えば、フランスパンやたくあん、堅焼きのせんべいなどのかたい食べ物は18~28本あれば食べられ、0~5本しか残っていないとバナナやうどんなどのやわらかいものしか食べられなくなってしまいます。毎日しっかり食べるためには、噛める歯を1本でも多く残すことが大切です。日頃のセルフケアと歯科医院の定期ケアで、歯を失わない口内環境をキープしていきましょう!
3『<本数ごとに比較>歯を失った時の最適な治療法は?』
歯を失った時の治療法として、ブリッジや入れ歯、インプラントがあります。今回は、失った歯の本数ごとに、選択できる基本の治療方法をみていきましょう!
◆歯を1本失ってしまった時
失ってしまった歯の両隣の歯を削って橋を渡すように被せ物をする「ブリッジ」か、あごの骨に人工歯根を埋め込み単独で人工歯を入れる「インプラント」が選択肢になります。
◆歯を数本失ってしまった時
残っている歯に金具をかけて固定する「部分入れ歯」か「インプラト」が選択肢になります。
◆歯を全部失ってしまった時
歯ぐきを全体的に覆う「総入れ歯」か、「インプラント」になります。インプラント治療では、2~6本のインプラント体を埋入して入れ歯を固定する「インプラントオーバーデンチャー」と、4本のインプラントで12本の歯を作る「All-on-4(オールオン4)」という治療法があります。
治療ごとに、費用や治療期間、外科手術の有無、噛み心地、他の歯へのダメージ、治療後のメンテナンスなどが違いますので、歯を失ってしまった場合は担当医とよく相談して、納得いく治療法を選択することが大切です。ご質問等ございましたら、お気軽にご相談くださいね!
是非ご覧ください!