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よねやま歯科医院ニュースレター10月号

2024年10月2日

ニュースレター10月号はこちら

 

ニュースレター10月号の話題(お話)は

1『白と黒。2種類の歯石、その違いは?

皆さまは、歯石が2種類あることをご存じですか?プラークが石灰化して石のように硬くなった歯石には、実は白い歯石と黒い歯石の2種類があるのです。今回はその違いをお話ししますね!

 ◆白い歯石

歯石と言われてイメージするのが、この白い歯石ではないでしょうか?この歯石は「縁上歯石」といって、歯ぐきより上の部分に付くので目に見えます。プラークに唾液中のカルシウムが取り込まれて形成され、徐々に固くなって歯にこびりつき、放置すると歯肉炎などのトラブルを起こします。

◆黒い歯石

黒い歯石は「縁下歯石」といい、歯ぐきより下の部分(歯周ポケット内)に付きます。歯周病による炎症で出血した血液が混じるため黒色になります。歯周ポケット内の歯根に強固にこびりつき、取り除くことが非常に困難。歯周病が進行していることが予想され、悪化するとあごの骨が溶け、歯を失う可能性もあります。

歯石除去の方法と予防法

白い歯石は専門の器具を使い比較的簡単に取れますが、厄介なのが黒い歯石。浅いポケットであれば、スケーラーという器具をポケット内に入れて歯石を取り除き、対応できない場合は歯ぐきを切開し、歯根面に付いた歯石を除去するフラップ手術を行います。

歯石は歯周病菌の住み家となり、歯周病をどんどん悪化させます。歯石をつけないためには、日々のセルフケアに加え、定期的に歯科医院で歯石を取ってもらうことが大切です。

2『歯並びを整える「歯科矯正」にはどんな種類があるの?

歯科矯正の種類はいくつかありますが、代表的なものは、「ワイヤー矯正」「裏側矯正」「マウスピース矯正」です。

ワイヤー矯正は、ブラケットと呼ばれる部品を歯の表面に一つひとつ装着してワイヤーを通し、そのワイヤーの力によって歯を動かします。最も歴史のある矯正方法で、適応範囲が広いのが特徴です。裏側矯正は、ワイヤー矯正の一種で、歯の裏側にブラケットを取り付けてワイヤーを通し、歯を移動させます。歯の裏側なので矯正装置が目立ちません。マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の矯正装置を使って歯を動かしていきます。矯正装置が目立ちにくく、取り外しが可能です。このように、矯正の種類により特徴があり、治療期間や通院回数、費用なども違います。

歯科矯正をご検討中の方はお気軽にご相談ください。最適な治療法をご提案いたします。

3『人工歯のインプラントに歯石はつく?つかない?

歯根の代わりにインプラント体を埋め込み、人工歯を入れてお口の機能を補うインプラント。人工歯であるため歯石がつかないイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実際はインプラントにも歯石はつきます。今回は、インプラントに歯石がつくことによる悪影響をお伝えしますね!

そもそも歯石とは?

プラークがだ液によって石灰化し、石のように硬くなったものが歯石です。歯石は細菌の温床となるため、つかないようケアすることが肝心です。

インプラントに歯石がつくことによる悪影響

【インプラント周囲炎】

インプラント周囲炎は、歯周病菌がインプラントの周りの歯ぐきに感染し、炎症を引き起こす病気。細菌の温床となる歯石がつくことでインプラント周囲炎のリスクも上がります。インプラント周囲炎は自覚症状に乏しく、気づいた時には重症化しておりインプラントを失ってしまうという最悪の事態も。

【天然歯のむし歯・歯周病のリスク上昇】

お口の中の歯石が増えれば、それに伴いむし歯菌や歯周病菌も増殖します。そのため、周りの天然歯がむし歯や歯周病になるリスクが上がります。

このように、インプラントに歯石がつくとインプラントにも天然歯にも悪影響があります。歯石がつかないようにするには、歯ブラシに加えデンタルフロス・歯間ブラシもつかった丁寧なメンテナンスが大切です。そして、歯科医院の定期メンテナンスでしっかりクリーニングしてもらいましょう!

是非ご覧ください!

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