ニュースレター3月号の話題(お話)は
1『歯周病の末期症状。手遅れにしないために』
歯周病菌により歯ぐきの炎症が起こり、次第にあごの骨まで溶かされていく歯周病。気づかないうちに進行してしまうことが多い病気ですが、末期になるとどんな症状が現れるのかご存知ですか?
下のような症状がある方は、要注意!歯周病末期あるいは末期一歩手前の状態です。
□ 噛むと歯が動いてしまいしっかり噛めない
□ 舌や指で触ると歯がグラグラする
□ 噛むと歯ぐきが痛い
□ 歯ぐきから膿が出る
歯周病が悪化し、あごの骨の破壊が進んで歯がグラグラしてくると、どんなに高度な治療をしても歯を残すことは難しくなってきます。歯を残せないと判断した場合は抜歯となり、ブリッジや入れ歯、インプラントなど歯を補う治療が必要になります。
自分の歯を守るためには、日頃のケアはもちろん、定期的なメンテナンスを受けることが大変重要です。歯周病はゆっくり進行する病気ですので、定期的なメンテナンスを受けていれば、手遅れになるような状態まで悪化することはまずないでしょう。いつまでも自分の歯を失いたくないという方は、歯科医院で定期的なメンテナンスを受ける習慣をぜひ身につけてください。私たちが皆さまのお口の健康を全力でサポートします!
2『「舌小帯短縮症」って何ですか?』
舌小帯というのは、舌の裏側についているスジのことを言います。このスジが短い状態を「舌小帯短縮症」と呼びます。舌小帯短縮症の方は、舌を前に突き出すと、舌の先にくびれができてハート型に見えることから「ハート舌」と言われることもあります。舌小帯短縮症の方でも、日常生活において特に問題がなければ治療の必要はありません。しかし、発音が不明瞭だったり、授乳・食事に影響がある場合は手術をしたほうが良い場合もあります。お子さまが舌小帯短縮症の場合は、成長に影響を及ぼす可能性がありますので早期発見が大切です。定期的にお子さまに舌をベーと出してもらい、舌の形を確認しましょう。舌の形のほか、発音や食事などで気になる症状がある場合は、お早めにご相談くださいね!
3『あなたはどっち?インプラントに《向く人×向かない人》③』
あごの骨が不足していたり、重度の歯周病や骨粗しょう症の人は、インプラント治療に向かないことを前回お伝えしました。今回も引き続き、インプラント治療に向かない人についてお伝えします。
《インプラントに向かないのはどんな人?その2》
◆喫煙の習慣をやめられない人・・・タバコにはニコチンをはじめとする有害物質が含まれており、歯ぐきの血流を悪化させます。血流が悪いと、歯ぐきに十分な酸素や栄養が供給されないため、傷口の治癒が遅れる可能性があります。そのため、喫煙の習慣をやめられない人は、インプラントとあごの骨の結合がうまくいかず、インプラント手術が失敗する可能性が上がります。加えて、インプラント周りの組織が炎症を起こし骨が溶ける「インプラント周囲炎」のリスクも上がります。喫煙者はニコチンなどの有害物質により免疫力が低下して細菌感染症にかかりやすい状態のため、インプラント周囲炎にもかかりやすく、結果、インプラントの寿命を縮めてしまう恐れもあるのです。
◆糖尿病の人・・・糖尿病の人は、免疫力の低下や骨吸収が進みやすいなどの点から、インプラント治療は難しいと判断されることがあります。しかし、全ての方がインプラント治療を受けられないわけではなく、血糖値をコントロールできている方などは受けられる可能性があります。糖尿病を治療中でインプラントを希望する場合は、まずはかかりつけの内科医に相談してみましょう。
インプラント治療についてもっと詳しく知りたい方は、お気軽にご相談くださいね!
是非ご覧ください!