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歯医者さんでのメンテナンス

2023年9月23日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日はインプラント治療後の方のための「歯医者さんでのメンテナンス」のお話と「メンテナンスに問題がある人は…」のお話です!

歯医者さんでのメンテナンス


自分の歯のように快適に噛めるインプラントですが、お口の中に入れて終わりではありません。その後のメンテナンスがとても重要。メンテンナスがきちんとできていないと、インプラント周囲炎になり最悪抜け落ちるという事態が発生することもあるのです。そこで今回はインプラントを入れた後のメンテナンス、特に歯科医院でのメンテナンスについて詳しくご紹介します。

▼自宅でのメンテナンスは?

歯ブラシを使った歯磨きに、歯間ブラシやデンタルフロスを使っ
たケアをプラスして食べ残しやプラークを除去します。

▼歯科医院でのメンテナンスは?

  • ・インプラントとお口の中全体をチェックします。
  • ・噛み合わせの確認と調整をします。
  • ・レントゲン撮影をしてあごの骨などの内部をチェックします。
  • ・日々のケアでは取り切れなかったプラークなどを落とします。

歯磨きがうまくできていない場合は、歯磨き指導も合わせて行います。

◎メンテナンス費用も事前に確認!

メンテナンスも自由診療である上、費用は医院によって違います。後で慌てないように、インプラントの治療前にきちんと確認しておくと良いですね。

メンテナンスに問題がある人は…

自分の歯と同じように噛めて、見た目も美しいインプラント。しかし、治療後のメンテナンス次第ではその寿命が短くなってしまうことも…。そこで今回は、せっかく入れたインプラントを長持ちさせるためのメンテナンスについてお話しましょう。

▼インプラント周囲炎がインプラントをダメにする!

インプラントをダメにする最大の原因がインプラントの歯周病「インプラント周囲炎」です。インプラントは人工物のため、虫歯になることはありませんが、天然の歯と違い歯根膜という組織がないために、歯ぐきへの血流が少なく、細菌に対する防御力が低いという一面があります。そのため、歯ぐきに炎症が起きやすく「インプラント周囲炎」が起きやすいのです。

▼インプラント成功の第一歩は手術直後のメンテナンス!

インプラントを入れたばかりの時期は不安定な状態です。お口の中を清潔に保つことはもちろん、傷口の治りを遅くし、インプラント歯周炎のリスクを高める喫煙も控えたほうが良いでしょう。

▼長持ちさせるためには…

インプラントの定着後もしっかりとメンテナンスをすることが重要です。ひとつは歯医者さんでのメンテナンス。咬み合わせの確認や調整、クリーニング等をしてもらいます。そして、日頃のメ
ンテナンスも大切。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスなども使って汚れをしっかり落とし、インプラント周囲炎を予防していきましょう。

まとめ

いかがでしたか?インプラント治療には保証がついていることが一般的ですが、定期的なメンテナンスをしていないと、保証の対象外となることが多いので注意が必要。メンテナンスをしっかりしてインプラントを長持ちさせましょう!

よねやま歯科医院院長 米山博彦

インプラント最大のメリット×最大のデメリット

2023年8月5日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日はインプラント治療を検討されている方のための「インプラント最大のメリット×最大のデメリット」のお話と「インプラントに影響する全身疾患は?」のお話です!

インプラント最大のメリット×最大のデメリット

今回はインプラント治療で得られる最大のメリットとデメリットを考えてみたいと思います。様々なメリット・デメリットがありますが、今回私たちが選んだのはこちら。インプラント治療に興味がある方は、ぜひ参考にされてくださいね!

<メリット>

★食べ物をしっかりと噛むことができる!
なんと言っても、インプラントにして良かったと思えることは、何でもしっかりと噛めるようになることでしょう。特に高齢の方にとって、自分の歯と同じように噛んでお食事を楽しめることは、大きな喜びです。

ちなみに、「噛む力」は、部分入れ歯を入れた場合は自分の歯の30~40%の力、総入れ歯なら10~20%、ブリッジでは60%程度、インプラントの場合は自分の歯とほぼ同じと言われています。

<デメリット>

★外科的手術が必要である!
入れ歯やブリッジによる治療と違い、外科手術が必要となります。基本的な治療法では、歯ぐきを切開しあごの骨に穴を開け、そこにインプラント体を埋め込む手術が必要となるため、心身ともに大きな負担を感じるかもしれません。また、インプラントをするために十分な骨の量がない場合には、骨を増やすための外科手術も必要となることがあります。手術が必要な治療法のため治療期間もおのずと長くなります。

今回ご紹介したインプラントのメリットとデメリットは
いかがでしたか?お口の状態は一人ひとり違います。インプラント治療を考えていらっしゃる方は、歯科医師と十分に話し合ってくださいね。ご自分にあった治療法を一緒に見つけていきましょう!

インプラントに影響する全身疾患は?

インプラント治療は骨の成長が終わった人なら誰でもできると思われがちですが、全ての人が治療できるというわけではないのです。そこで今回は、インプラントに影響がある全身疾患についてお話します。

★糖尿病

糖尿病の患者様は、傷口が細菌に感染しやすく、傷が治りにくいというリスクがあるため、インプラントの治療は難しくなります。また、骨を作る機能が低下するため、骨に埋め込むインプラント体とうまく骨結合できなくなることもあります。しかし血糖コントロールができている方の場合は治療可能となるケースもあります。

★腎臓病

免疫力が低下してしまう腎臓病も、傷が治りにくかったり、骨結合が難しい場合があります。

★心臓病

狭心症や心筋梗塞の経験がある方などは、血液をサラサラにする薬を服用している可能性があります。これにより、血が止まりづらくなることがあるので注意が必要です。

★骨粗しょう症

骨粗しょう症の薬で、ビスホスフォネート(BP)製剤を服用している患者様は、抜歯などの外科処置をした際に、顎の骨の露出や壊死、炎症が悪化するなどの副作用がでることがあります。しかし、服用を中止することなどで治療が可能になるケースもあります。

いずれの疾患の場合も、主治医や歯科医師にきちんと相談することが大切です。全身のことも十分に考え、安全なインプラント治療をしていきましょう!

よねやま歯科医院院長 米山博彦

入れ歯、ブリッジ、インプラント。治療後の注意点は?

2023年7月29日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日は奥歯の入れ歯の合わない方のための「入れ歯、ブリッジ、インプラント 治療後の注意点は?」のお話と「インプラント手術時の痛み、術後の痛みは?」のお話です!

入れ歯、ブリッジ、インプラント。治療後の注意点は?

入れ歯、ブリッジ、インプラント。歯を失ったとき皆さんはどの治療法を選びますか?

メリットばかりに注意がいきがちですが、治療後のことも考えて治療法を選ぶことが大切です。そこで今回は、それぞれの治療後の注意点をご紹介します。

治療後の注意点

▼入れ歯

お口の中の状況の変化によって「入れ歯が合わなくなってうまく噛めない、ものを噛むと痛みがある」ということがあります。その都度、お口の状態に合わせて入れ歯の調節をすることが必要となります。

▼ブリッジ

失った歯の両隣の歯を削って支柱とし、そこに一体化したクラウンを被せる治療法です。そのため、両隣の歯に大きな負担がかかり歯の寿命を縮めてしまう可能性があります。
支えになっている歯が虫歯になると作り直しということも。

▼インプラント

半永久的に使用できると思われがちですが、インプラントにも「インプラント周囲炎」という歯周病菌によって起きる疾患があります。インプラント周囲炎は歯周病より進行が早く症状も自覚しにくいため、これまで以上にメンテナンスに力を入れる必要があります。

いかがでしたか?お口の状態も生活習慣も患者様一人ひとり違います。ぜひご自分に合った治療法を選んでくださいね。皆さんの健康な口内環境づくりを私たちがお手伝いします!

手術時の痛みは?手術後の痛みは?

インプラント治療を考えているけど、歯ぐきを切開してインプラント体を埋め込むというと怖くて踏み切れない…という方、その気持ち分かります。そこで今回は、インプラントの治療にともなう「痛み」にスポットを当ててご紹介したいと思います。具体的に知れば、次の一歩も踏み出しやすくなりますよ!

■手術中の痛みは?

ほとんどの方が、麻酔でほとんど痛みを感じなかった、虫歯や親知らずの治療より痛みが少ないと言われることが多いようです。麻酔自体の痛みもチクッと感じる程度。術中の痛みはさほど心配する必要はないでしょう。どうしても不安…という方には、半分寝ているような状態をつくりだす「静脈内鎮静法」を用いることも、医院によっては可能です。

■手術後の痛みは?

麻酔が切れて痛いと感じることがありますが、一般的には痛み止めの服用で抑えられる程度です。抜歯をしたときのようなチクチクとした軽い痛みであることが多いです。ただし、治療範囲が広い場合などは強い痛みがでる場合も。

また、過ごし方によっては痛みが増すこともあります。飲酒、喫煙、激しい運動、熱いお風呂に入る、刺激物を食べる、治療箇所を触る、強く鼻をかむなどの行為は避けて過ごします。

一般的に痛みの心配はさほどないと言えますが、患者様一人ひとり、麻酔の効き方や治療の難易度等は違います。治療を検討されている方は、不安がなくなるまでしっかりと担当医と話し合いましょう!

よねやま歯科医院院長 米山博彦

Young woman with implanted teeth on color background, closeup

前歯のインプラントは難しい?

2023年7月15日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日は奥歯の入れ歯の合わない方のための「前歯のインプラントは難しい?」のお話と「インプラントの寿命はメンテナンス次第!」のお話です!

前歯のインプラントは難しい?

前歯を失ってしまった場合、食べ物を噛み切ることも、ハッキリ発音することも難しくなる上、目立つ部分なので人と会うのも気後れしてしまいますね。そこで、治療法を検討されると思いますが、実は前歯のインプラントは難易度が高いと言われています。今回はその理由を詳しく説明します。

難しくする最大の原因は、前歯のあごの骨の薄さ!

インプラントはあごの骨に人工歯根を埋め込むため、ある程度の骨の厚みが必要です。ところが、前歯のあごの骨は他の場所に比べて薄いので、人工歯根を埋入するだけの厚みが足りないことがあります。骨が不足する場合は、骨の厚みを増やす外科手術をしますが、当然、高度な技術力が必要ですし、合併症のリスクなどの不安材料が増えることも事実。前歯のインプラントが難しいと言われる大きな理由です。

そこで、前歯にインプラントを希望される際には次のことに気をつけましょう!

できるだけ早く治療する!

歯を失ったままにしておくと、あごの骨の吸収が進み、骨がさらに薄くなり、治療が難しくなります。

経験豊富な医院を選ぶ

前歯のインプラント治療の経験が豊富な医院を選ぶことが大切です。歯科医院に直接相談してみましょう。さて、いかがでしたか?インプラントには、「審美性が高い」「周囲の健康な歯を削らずに済む」「自分の歯のような安定感を得られる」などのメリットも沢山あります。

迷われている方は、ぜひ私たちにお気軽にご相談くださいね。一緒に最適な治療法を考えていきましょう!

インプラントの寿命はメンテナンスにかかってます!

自分の歯のように快適に噛めるインプラント。これを長持ちさせるためには、何よりもインプラントを入れた後のメンテナンスが重要です。インプラントは人工歯のため虫歯にはなりませんが、お口のなかを清潔に保たないと、インプラント周囲炎になり、最悪の場合、人工歯が抜け落ちることもあるのです。
そこで、今回は自分でするメンテナンスのポイントをご紹介します。インプラントをすでにしている方も、検討されている方も、参考にしてくださいね!

★研磨剤の入っていない歯磨き粉・・・研磨剤が入った歯磨き粉は、インプラントを傷つける恐れがあります。

★優しく丁寧に磨く・・・力を入れて磨く必要はありません。毛先を細かく振動させながら、インプラントと歯茎の境目や、隣の歯との隙間など、汚れが溜まりやすい場所を特に注意し
て磨きましょう。電動歯ブラシで磨くのも効果的。磨く順番を決めると、磨き残しを防げます。

★歯間ブラシやフロス・・・歯ブラシだけでは十分に汚れを落としきれません。歯間ブラシやフロスを使い、歯ブラシでは届かない部分の汚れもきちんと落とします。
いつまでも快適に使えるかどうかはメンテナンス次第。人工歯のインプラントも、天然歯と同じように、歯科医院での定期検診はもちろんのこと、毎日のセルフケアが大切なのです。

よねやま歯科医院院長 米山博彦

3d render of jaw with implants supported dental bridge

周りの歯に負担をかけない治療法

2023年6月10日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日は奥歯の入れ歯の合わない方のための「周りの歯に負担をかけない治療法」のお話と
「実は、治療を終えてからが重要!」のお話です!

周りの歯に負担をかけない治療法

虫歯や歯周病等で歯を失ってしまうとショックであると同時に、生活にも不便が生じてしまいます。そこで考えるのが、部分入れ歯やブリッジやインプラント。それぞれのメリット・デメリットはありますが、今回は失ってしまった歯の“周りの歯”にスポットを当てて、3つの治療法を比べてみましょう!

バネをかける?健康な歯を削る?

Illustration of bridges, dentures and implants

部分入れ歯

失った歯の周囲の歯に金属のバネをつけて装着する入れ歯の場合は、バネをかけた歯に負担がかかります。
例えば、ものを食べる時はそれぞれの歯に力がかかりますが、部分入れ歯では、失った歯が負担するはずだった力を両隣の歯が負担することになるので、土台となっている歯を酷使し、その寿命を縮めてしまうおそれがあります。

ブリッジ

失った歯の両隣の歯を、人工の歯をかぶせる土台
にするために削ります。健康な歯であっても削らなくてはな
らず、大変もったいないことです。また、部分入れ歯同様、
土台になる歯に大きな負担がかかり、その歯の寿命を縮めて
しまう可能性があります。

インプラント

人工歯を入れるために、隣の歯にバネをかけたり削ったりする必要はありません。
「周りの歯に負担をかけない」という観点からみると、インプラントが優れていると言えそうです。3つの治療法にはそれぞれメリットもデメリットもありますので、しっかり理解してご自分に合った治療法を選びましょう。気になることや疑問点などあれば、どんどんご相談くださいね!

実は、治療を終えてからが重要!

今回は、部分入れ歯、ブリッジ、インプラント、それぞれの治療後のメンテナンスの違いについてご紹介します!どの治療法にするか迷われている方は、ぜひ参考にされて下さいね。

それぞれに必要なメンテナンスは?

Illustrations about care for bridges, dentures and implants

ブリッジの場合

ブリッジでは、失った歯の両隣の歯を削って土台にし、つながった歯を橋のように渡して固定します。人工の歯の下や、人工の歯と隣の歯の間には、汚れが溜まりやすいので、歯間ブラシやフロスを使用してシッカリと清掃します。

部分入れ歯の場合

入れ歯自体とお口の中、両方をお手入れします。入れ歯を外して歯ブラシや歯間ブラシを使い優しく丁寧に清掃します。
入れ歯洗浄剤を併用するとより効果的。もちろんお口の中も、歯ブラシやフロス、歯間ブラシ等を使い清潔に保ちます。

インプラントの場合

基本はブラッシング。歯周病のように周りの歯ぐきが炎症を起こす「インプラント周囲炎」になりやすいので、歯と歯ぐきの間等は特に気をつけて磨く必要があります。定期健診でインプラントやお口の状態をチェックしてもらいます。

まとめ

いかがでしたか?せっかく治療がうまくいっても、メンテナンスが続かないと、結局は歯の寿命を縮めてしまいます。治療方法、治療期間、料金、そして治療後のメンテナンスも含めて、ご自分にピッタリの治療法を選択されて下さいね。

よねやま歯科医院院長 米山博彦

歯のインプラント治療計画提案書、見積もり、

インプラントの料金表記。見るべきはこのポイント!

2023年5月26日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日は奥歯の入れ歯の合わない方のための「インプラントの料金表記。見るべきはこのポイント!」のお話と「失敗しないための医院選び」のお話です!

自由診療であるインプラントは、医院ごとに自由に価格が設定されており料金表記もいろいろ。どの歯科医院が良いのか比べるのも大変です。そこで今回は、料金表記を見る時のポイントをご紹介します!

インプラント費用の内訳は?

まず、知っておいていただきたいのが、インプラント治療費の内訳です。

大きく分けて、レントゲン・CT撮影などの「検査・診断の費用」と、インプラント体(人工歯根)の埋入手術・上部構造・アバットメント(インプラント体と上部構造を連結する部分)からなる「手術費用」があります。

こんな料金表記に注意!

インプラント1本○○円という広告を見かけますが、そこにはどんな料金が含まれているのかしっかり確認しましょう。あごの骨に埋め込むインプラント体だけかもしれませんし、上部構造や検査料も含まれているのかもしれません。

お口の状態に合わせて変動も!

料金表示は一例なので、お口の状態によって変わります。正確に知りたい場合はカウンセリングを受ける必要があります。

メンテナンス費用も必要です!

インプラントを入れてしまえばそれで終わりというわけではありません。定期的にメンテナンスに通うことになるので、その費用も必要となります。

いかがでしたか?インプラントを検討されている方は、ぜひ病院選びの参考にされてくださいね!

失敗しないための医院選び

最善のインプラント治療を受けたいと思えば、医院選びはとても重要。残念ながら、どこの医院でも同じように高いレベルでの治療を受けられるわけではないのです。

そこで今回は、インプラントで失敗しないための歯科医院選びのポイントをご紹介します。ぜひお役立てくださいね!

CTを完備するなど、より正確で安全な治療ができる。

医院にCT設備がなくても、提携病院で撮影をする医院も増えてきています。また、医院全体の清潔さもチェックポイントのひとつ。衛生管理の面から治療に対する姿勢がうかがえます。

歯周病対策に力を入れている。

インプラントは、治療後のメンテナンスが大変重要です。メンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)を発症しやすく、インプラントを失うことにも。歯周病対策に力を入れている医院なら信頼できるでしょう。

丁寧に分かるまで説明してくれる。

インプラント治療のメリットだけでなくデメリットも説明し、
インプラント以外の治療も選択のテーブルにのせ、患者の意思で治療法を選択できる。

参考になりましたか?治療法やリスク、料金などをしっかり理解し、信頼できる医院を選びましょう!

よねやま歯科医院院長 米山博彦

Detail of a false tooth implant fixed in the jaw

半永久的とも言われるインプラント、術後の状態によっては脱落も!

2023年5月12日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日は奥歯の入れ歯の合わない方のための「半永久的とも言われるインプラント、術後の状態によっては脱落も!」のお話と「治療をする際はメーカーにも注目!」のお話です!

半永久的に使えると思っていたインプラントも、実はお口の中の状況によっては、早いうちに外れてしまうことがあるのです。今回は、そんな事態を回避するために、インプラントが外れてしまう主な原因を探ってみましょう!

インプラントが外れる主な原因

上部構造とインプラントを繋ぐネジが緩んだ

噛み合わせが悪いままインプラントを入れてしまった場合など、部品に余計な力がかかりネジが緩みやすくなります。
すると次第に部品がぐらつきはじめ、取れてしまうことが。

要注意!インプラント周囲炎

「インプラント周囲炎」はインプラントを支える歯周組織に細菌が感染することで発症する感染症です。歯肉の炎症に始まり、あごの骨が溶かされ、放置すればインプラントが脱落することにもなりかねません。

噛み合わせの変化に対応できない

インプラントの周りの天然歯は、インプラントの人工歯と違い、年数とともにすり減ったり動いたりします。そのため、年数の経過とともに噛み合わせのバランスが狂い、人工歯が欠けてしまったり、取れてしまうことがあります。

せっかく入れたインプラントを長持ちさせるには、日頃のメンテナンスはもとより、歯科医院で定期的にチェックしてもらうことが大切です。もしも「インプラントの揺れが気になる」「インプラントの周りが赤くなってきた」という方は、担当医に早めに相談してくださいね!

治療をする際はメーカーにも注目!

インプラントでの治療を検討する際は、治療費や治療期間、アフターケアなど、様々なことをチェックされるかと思います。その中に加えてチェックしていただきたいのが、インプラントメーカーです。

代表的なインプラントメーカー

世界中に数百社あるとされるインプラントメーカーですが、メーカーごとに考え方や製品の特性が異なるので、それらをしっかりと把握した上で、メーカーや医院を選ばれるとよいと思います。そこで今回は、代表的なインプラントメーカーをご紹介しましょう。

■ ストローマン社(スイス)

  • ・「SLA」と言われる表面性状により骨との結合スピードが速く、治療期間が短い。
  • ・インプラント自体が比較的小さいので日本人に合いやすい。

■ ノーベルバイオケア社(スウェーデン)

  • ・世界初の実用インプラント。
  • ・開発者であるブローネマルク教授の名前を取ってつけられた「ブローネマルクインプラント」は、形状に工夫が凝らされていて、初期固定がしやすい。

■ アストラテック社(スウェーデン)

  • ・ネジが緩みにくく、骨との結合スピードが速い。
  • ・前歯の治療に使いやすいともいわれている。

まとめ

長期間使い続けるインプラントだからこそ、医院選びはもちろ
ん、インプラントを製造するメーカーのこともきちんと知った
上で治療したいですね。インプラントのこと、そしてそれ以外のことでも気になることがあれば、ぜひお気軽にお聞きください。一緒に健康なお口の環境を作っていきましょう。

よねやま歯科医院院長 米山博彦

3d render of jaw with dental implant

骨がないとインプラントは無理?!

2023年5月5日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日は「骨がないとインプラントは無理?!」のお話と「インプラントの治療の流れは?」のお話です!

骨がないとインプラントは無理?!

あごの骨が薄いからインプラントはできないと言われた方、まだ諦める必要はありません。インプラントの治療では、インプラント体をあごの骨に埋め込んで固定させるため、土台となる骨の量が少ない方は手術が難しいのですが、あごの骨の再生治療を行うことでインプラントが可能になるケースも多いのです。

今回は骨の再生治療の代表的な方法をご紹介します。

骨の再生治療ってどんなことするの?

GBR法

主に下あごの骨量が少ない場合に行う方法です。
手術により遮断膜を歯肉の下に入れて骨が再生するスペースをつくり、そこに骨補填材を入れて骨を再生します。

サイナスリフト法

上あごの奥歯の骨の量が少ない場合等に行う方法です。
自分の骨を造るGBR法とは違い、人口の素材を薄くなった部位に補う方法です。

ソケットプリザベーション法

抜歯の時点で、抜歯をした時の穴に人工骨などを入れて骨を再生させる方法です。
抜歯後は骨が痩せて薄くなり、インプラントを埋め込むことが難しくなるため、前もって処置することで、後々の負担を少なくすることができます。

その他にも、サイナスリフトと同じように人口の素材で骨の厚みを補う「ソケットリフト法」、他の場所から骨をブロックで採取し移植する「ベニアグラフト」などの技術があります。「骨が少なくてできないと言われたけどインプラントを検討したい」という方は、お気軽にご相談ください。最適な治療法を一緒に見つけていきましょう

インプラント治療の流れは?

インプラントに興味はあるけど…時間はどれくらいかかるの?どんな治療をするの?不安だな…という方のために、今回は一般的なインプラント治療の流れをご紹介します。

患者様一人ひとりに合わせた治療を提案!

◇ステップ1<初診>
治療に対するご希望や、既往症・アレルギーなどお身体の状態をお聞きします。

◇ステップ2<検査・診断>
レントゲンやCTスキャンを利用して、お口の中の全体の状態を把握し、正確な審査・診断を行います。

◇ステップ3<インフォームドコンセント・治療計画>
検査の結果から治療計画書を作成し、患者様にとって最善の治療方法や費用などについて詳しくご説明します。

◇ステップ4<一次手術>
歯ぐきを切開してあごの骨を削り、インプラントを埋め込みます。

◇ステップ5<治癒期間>
3~6ヶ月間置き、インプラントと骨が結合するのを待ちます。

◇ステップ6<二次手術>
歯ぐきを開き、人工歯を取り付ける支柱を装着します。

◇ステップ7<装着>
歯ぐきが治ったら型を取り人工歯を制作。インプラントに取り付けます。
患者様に合わせた最適な治療法を提案しますので、お気軽にご相談くださいね!

よねやま歯科医院院長 米山博彦

歯の欠損。そのままにしているとどうなる?

2023年3月31日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。

「歯が抜けたけど隣の歯を削るブリッジは抵抗があって…」「入れ歯を入れていたけど、合わなくて使っていない」という方、歯を失ったままにしておくと様々な弊害があることをご存じですか?今回は歯の欠損を放置しておくことのデメリットをお伝えします。

噛み合わせの崩壊!表情も変化!

歯の欠損を放置しておくと?

★両隣の歯が倒れてくる…長期間放置していると、隣の歯からさらに隣、その隣…というように、どんどん噛み合わせが狂ってきます。失った歯の噛み合っていた歯も伸びてきます。

★あごの骨や歯ぐきが痩せる…抜けた歯の周りの骨や歯ぐきが痩せて、歯茎の位置が下がってきます。多くの本数の歯が抜けたままで放置すると、頬がこけたり、顔のたるみが目立ってくるなど、見た目が老けて見えます。

★顎関節症の原因に…噛み合わせが狂うと、あごが痛む、口が大きく開けられないなどの症状のほか、頭痛や肩こりなどの症状も現れる、顎関節症になることも。

★虫歯や歯周病にもなりやすく…歯が移動し歯と歯の隙間が開いてくると、磨き残しがたまりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

★認知症のリスク…噛むことは脳に刺激を与えますが、歯を失いよく噛めない状態では、脳への刺激が減り認知症にかかりやすくなると言われています。

このように歯を失ったままにしておくと、残っている歯やあごに悪影響を与え、顔の表情まで変えてしまうという沢山のデメリットがあります。ブリッジや入れ歯に抵抗がある方は、自分の歯のようにしっかりと咀嚼ができ、隣の歯を削ることもないインプラント治療を考えるのもひとつの道です。

興味を持たれた方は、お気軽にご相談下さい。

よねやま歯科医院院長 米山博彦

奥歯の入れ歯が合わない…!

2023年3月24日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。

奥歯の入れ歯が合わなくなってきた…食べ物がはさまって痛い…そんな時はどうしたらよいでしょう。入れ歯を作り直すという方法もありますが、インプラントで治療するのも一つの方法です。

そこで今回はインプラントのメリットと、奥歯でシッカリ噛めることでの全身へのメリットをご紹介します。

インプラントならシッカリ噛める!

インプラントの大きなメリットは、自分の歯に近い感覚でしっかりと噛めることです。特に奥歯は食べ物を噛み砕きすり潰す重要な役割をしているので、インプラントの治療は有効です。

インプラントならシッカリ噛める、そのワケは…?

★入れ歯は歯にかけるフックがあるため、歯ぐきが痛くなったり、傷ができてしまうことがありますが、顎の骨に固定してしまうインプラントならそんな不快な症状もないので、食べ物をしっかり噛めます。

★お煎餅のような固いものも噛めます。自分の歯と同じようにバリバリ噛めるので、お食事も今までのように楽しめます。

★お餅のような粘り気のあるものは、入れ歯だととれてしまうことがありますが、インプラントは顎にしっかりと固定されているため、そんな心配もありません。

奥歯でしっかり噛むことでの、全身へのメリットは…?

★よく噛むことで脳内の血行が良くなり頭が冴え、記憶力もアップします。

★十分に唾液が出ることで、消化吸収をスムーズにします。

★唾液には免疫に関係する物質が含まれているので、しっかり噛んで唾液を出すことは、免疫力アップにもつながります。

シッカリ噛んで咀嚼することは、心と体の健康に重要なことが分かっていただけたと思います。ご自分にあった治療法でお口の環境を整えてあげて下さいね!

よねやま歯科医院院長 米山博彦