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お口で呼吸する弊害、ご存知ですか?

2024年3月2日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日は『お口で呼吸する弊害、ご存知ですか?』と、「発症・進行させないために重要なのは?ケアに加えて、いつもの〇〇〇』についてお話したいと思います。

お口で呼吸する弊害、ご存知ですか?「口呼吸」が原因で歯周病が悪化!

皆さまは、息を吸ったり吐いたりするのは、鼻からしているか、口からしているか意識されていますか?最近はお口で呼吸する人が多くなってきているようですが、口呼吸にはいろいろな弊害があります。その中のひとつが歯周病の進行なのです。

口呼吸と歯周病…。なんだか関係がないように思えますが、実はお口で呼吸していると、歯周病
はどんどん進行してしまいます。

【口呼吸で歯周病が進行する原因は?】

理由はずばり唾液が減るからです。お口を開けて呼吸をすると、お口の中の雑菌などを洗い流す唾液が分泌されにくくなり、お口が乾燥し、歯周病菌が活発化。歯周病になったり、さらに進行させてしまいます。

唾液は食べ物を消化する働きなどの他にも、歯の表面などについた食べカスを洗い流す作用や、殺菌・抗菌作用などもあるため、十分に分泌できる状態を保つことが大切です。

このように口呼吸は歯周病悪化の原因になりますので、「口呼吸しているかも…」という方は気をつけてみてくださいね。

また、花粉症などで鼻詰まりが続くと口呼吸になりがちなので、病気があればその治療をすることも肝心です。歯磨きなどに合わせて呼吸の習慣でも歯周病のリスクを減らしていきましょう!

発症・進行させないために重要なのは?ケアに加えて、いつもの〇〇〇

歯周病の予防には、毎日のセルフケアや歯科医院で行うプロフェッショナルなケアが重要なことを
皆様ご存知だと思います。でも、実はケアをするだけでは不十分。普段の生活の中にも歯周病を発症・進行させるリスクファクターが隠れているのです。

≪生活の中に隠れているリスクファクターは?≫

① 喫煙

タバコの煙には、タールや一酸化炭素、ニコチンなど数多くの有害物質が含まれています。なかでも一酸化炭素やニコチンは、病原菌に対する抵抗力を低下させるとともに、傷口を治りにくくします。喫煙は歯周病を悪化させる最大の危険因子です。

②ストレス

いつの間にかストレスが溜まっていませんか?
過大なストレスがかかると抵抗力が弱くなり、身体の病気だけでなく歯周病も悪化しやすくなります。ウォーキングや音楽、アロマなど、趣味のための時間を作り日々のストレスを解消しましょう。

③食生活

やわらかいものは歯にこびりつきやすく、歯周病菌の住みかであるプラークを増やす原因となります。甘いものをダラダラと食べ続ける習慣もプラークを増やします。お食事の際は、繊維質のものを積極的に食べて歯の表面についた食べカスを落としたり、お口の中を洗浄する唾液がたっぷり分泌されるよう、よく噛んで食べましょう!

よねやま歯科医院院長 米山博彦

時々、歯ぐきが腫れる…その原因は?

2024年1月27日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日は『時々、歯ぐきが腫れる…その原因は?免疫力低下で歯周病菌が活発化!』と、「歯周病の人のお口が臭いワケ 近づきたくない人にならないために!』についてお話したいと思います。

時々、歯ぐきが腫れる…その原因は?免疫力低下で歯周病菌が活発化!

「普段はなんともないけど、疲れがたまった時に歯ぐきが腫れる」という方はいらっしゃいませんか?もしかすると、その歯ぐきの腫れは「歯周病」のサインかもしれません!

歯周病は歯周病菌による感染症です。歯周病菌は、多くの方のお口の中に常在菌として存在していますが、普段は免疫が働き私たちの体を守ってくれています。

ところが、疲労や睡眠不足が続いたり強いストレスにさらされる生活をしていると免疫力は低下。普段は大人しくしていた歯周病菌が活発化し、歯ぐきが腫れるなどの症状が出てきます。きちんと歯磨きしているにもかかわらず、歯ぐきが腫れてきたという方は、免疫力低下による歯周病の悪化を疑ってみた方がいいかもしれません。

免疫力をアップするためにぜひ次のことに気をつけてみてください!

  • ★十分な睡眠をとって疲れを溜めない・・・深い眠りは免疫力を高めます
  • ★適度な運動をする・・・筋肉量が増えることで体温が上がり、免疫力もアップ
  • ★ストレスを溜めない・・・ストレスにより自律神経が乱れると免疫力は低下します
  • ★食生活・・・発酵食品や食物繊維などを積極的に摂り腸内環境を整えることで免疫力を高めます

歯周病の人のお口が臭いワケ…近づきたくない人にならないために!

口臭の原因は、起きたばかりや空腹時の生理的口臭や、全身の病気に起因するものなどさまざまですが、実は歯周病が原因になることも多いのです。

≪歯周病の人のお口が臭いワケ≫

▼歯周病菌の絶好の住みか「歯周ポケット」

歯周病が進行すると、歯と歯ぐきの境目にある歯周ポケットが深くなります。歯周ポケットの中は酸素が少ないため、酸素が苦手な歯周病菌にとって絶好の住みかになってしまいます。

▼メンテナンスが困難に

歯周ポケットが深いほど歯ブラシが届きにくくなりメンテナンスは困難に。歯周ポケット内で細菌たちはどんどん増え元気に活動します。

▼口臭が発生!

細菌たちは硫化水素やメチルメルカプタンといった強烈な臭いをもつ物質を放出します。これが口臭の原因。さらに歯周病が進行すると膿が出て、これがさらに強烈な臭いのもとになってしまいます。

歯周病の方の口臭はこのように発生します。歯周病が原因の口臭は、歯周病の治療を受けない限り根本的に良くなることはありません。「きちんと歯を磨いているのに口臭がある」という方は、早めに歯科医院を受診してください!

よねやま歯科医院院長 米山博彦

口臭の原因は歯周病かもしれない?!

2023年1月13日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。

今日は『疲れた時に歯ぐきが腫れる原因』と、「よく磨いても口臭が、、」とよく悩まれている方にその原因とされている事についてお話したいと思います。

疲れた時に歯ぐきが腫れるのは…

「疲れやストレスがたまると歯ぐきが腫れる」という方はいらっしゃいませんか?もしかすると、その歯ぐきの腫れは、歯を失うことにもなりかねない怖い病気「歯周病」のサインかもしれません!

歯周病のサイン?!免疫力低下で症状が!

歯ぐきが腫れる主な原因は、間違った歯みがきや、歯根に膿が溜まる、口呼吸など様々ですが、ストレスがあったり体調が悪い時にも歯ぐきが腫れることがあります。その一因は免疫力の低下。ストレスや体

調不良があると、敵から身を守ろうとする免疫力が低下して、普段は大人しくしていた歯周病菌が元気に活動し歯ぐきに炎症を起こすことがあるのです。

歯ぐきの腫れにとどまらず、ブラッシングの時に出血したり、朝起きた時に口の中がネバネバする、口臭が気になる、歯が長くなったような気がするなどの症状があれば、歯周病である確立は高まります。

私たちにできることは、お口の中を清潔に保ち、状態を日頃からチェックすること。そして「腫れても、しばらくすると良くなるから」と放置せず、歯科医院でよく診てもらうことです。

お口の健康を保つためには、痛みや不快感がなくても、定期的にプロのケアを受けることが大切ですね!

歯をよく磨いても口臭が…

「毎日歯を磨いているのに口臭を指摘された…」。そんな経験はありませんか?

口臭の原因はさまざまで、起きたばかりや空腹時、月経や妊娠中などに出やすい「生理的口臭」のほか、お口の中や全身の病気に起因する「病的口臭」がありますが、実は「病的口臭」の中で特に多い原因は歯周病なのです。

その原因、歯周病かもしれません!

歯周病を患っている方の歯ぐきには歯周ポケットができていますが、その中は細菌たちの絶好の住み家。

歯ブラシがなかなか届かない歯周ポケット内で細菌たちは元気に活動し、硫化水素やメチルメルカプタンといった強烈な臭いをもつ物質を放出し、それが口臭の原因になっているのです。

周りにも不快な思いをさせてしまう口臭。仕事や人間関係でもマイナスですよね。そんな困りものの口臭を改善するには、歯科医院で歯石を除去し歯周病の治療をすることが一番の解決法。

マウスウォッシュ等を使用してもその時だけの効果です。歯周病が原因の口臭は、歯周病の治療を受けない限り根本的に良くなることはありません。

「最近お口が臭う…」と感じる方は、早めに歯科医院で診てもらって下さいね。口臭を予防することが、お口全体の、そして全身の健康に繋がります!

よねやま歯科医院院長 米山博彦