こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
もし歯を失ったら、皆さんはどんな治療法を選択しますか?入れ歯やブリッジなどがあるなか、人工歯根を埋め込むインプラントは、自分の歯とほぼ同じ感触で噛める優れた治療法です。
しかしながら、インプラントの特性を知って上手くお付き合いしていかないと、せっかく入れたインプラントを失ってしまうことも!
そこで今回は、インプラントを末永く使うためのポイントをご紹介します。
寿命を伸ばすカギはメンテナンス!
まずは、禁煙!
インプラント手術初期には特に禁煙が重要です。喫煙をしているとニコチンの影響で歯ぐきの毛細血管
が収縮して血行が悪くなり、インプラントと骨がくっつきにくくなります。また白血球の活動を抑制するので、免疫力が低下し感染症のリスクが高まります。
セルフケアとプロフェッショナルケアが必須です!
毎日の歯磨きと定期的な歯科医院でのメンテナンスが必須です。インプラントに起こるトラブルで一番多いのが「インプラント周囲炎」。これは、インプラントの歯周病のことです。
メンテナンスが行き届いていないと、歯周病菌によって人工歯を支える歯ぐきが炎症を起こし、進行するとあごの骨は溶けていきます。
かみ合わせの調整も!
クッションの役割をする歯根膜がインプラントにはないため、定期的なメンテナンスでかみ合わせの調整をしてもらう必要があります。
マウスピースが必要なこともあります
歯ぎしりがある場合、インプラントに過大な力がかかり欠けてしまうことがあるので、マウスピースを装着してインプラントを守ります。
インプラント治療を考えていらっしゃる方は、ぜひ、入れた後のことも含め、ご検討下さいね。
よねやま歯科医院院長 米山博彦