10月に入りやっと朝夕は涼しくなってきてくれました!今日なんかは朝方は寒いぐらいで、毛布を引っ張り出してきました。
10月といえば秋祭りですね!コロナで自粛もしくは規模縮小で悔しい思いをされていた関係者の方々も今年は例年通り開催できると嬉ししそうに話されていたのが印象的でした!でもコロナが無くなったわけではないので最低限の注意は必要ですね!体調が悪い時には人混みは避けた方が良さそうです。でも何故かウキウキする気持ちになるのは嬉しいですね!
ニュースレター9月号の話題(お話)は
1『歯周病が全身に及ぼす影響は?!』
歯周病は、歯ぐきの炎症から始まり、あごの骨などの歯周組織が溶けて、最終的には歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。そんな歯周病、お口の中だけにとどまらず、さまざまな全身疾患を引き起こすことが明らかになってきました。今回は歯周病と心臓血管疾患との関わりをお話しします。
◆血管に悪さをして命をおびやかす!
歯周病の方は歯ぐきが常に炎症を起こしており、歯ぐきの血管から細菌が体内に侵入しやすい状態です。お口の中にいる歯周病菌も侵入しやすく、歯ぐきの血管から侵入すると、その刺激により動脈硬化を誘発する物質が作られ、血管内にプラークが溜まり、血液の流れが悪くなってしまうのです。
さらに、このプラークが剥がれて血の塊ができると、狭心症や心筋梗塞の発症リスクが高まります。
このような状態は全身のあらゆる血管で起きる可能性があるため、心臓だけでなく脳卒中などの発症リスクも上昇してしまいます。
◆セルフケアとプロによるケアで歯周病予防!
このように、心臓血管疾患のリスクを上げる要因のひとつが、歯周病なのです。まずは、歯ブラシに歯間ブラシやデンタルフロスもプラスして、普段の歯みがきをしっかり行いましょう。
また、定期的に歯科医院でクリーニングを行うことも大切です。命をおびやかす危険がある歯周病、私たちと一緒に予防していきましょう!
2『きちんと歯を磨いているのに虫歯になるのはどうして?』
間食が多い、唾液の量が少ない、口呼吸の習慣がある、歯の質自体が弱いなど、むし歯のリスクを高める原因はいくつか考えられますが、大きな原因は磨き残しがあることです。しっかり磨いているつもりでも、実は磨けていないのかもしれません。毎日のメンテナンスでは、歯ブラシに加え、フロスや歯間ブラシも活用して磨き残しを減らしましょう。
磨き残しの場所を確認したい時に便利なのが、「歯垢染色剤」です。歯についた歯垢を染め出すことで、効率良くむし歯予防ができます。ただし、セルフケアのみで100%綺麗にするのは、残念ながら困難です。毎日のセルフケアとともに、歯科医院での定期メンテナンスでむし歯になりにくいお口の環境をいっしょにつくっていきましょう。
お手入れしているのにむし歯になりやすいという方は、お気軽にご相談ください!
2『インプラントが脱落!?インプラント周囲炎を予防するには?』
「インプラント周囲炎」をご存知ですか?「インプラント周囲炎」は、インプラントの治療後にインプラント周辺の組織が歯周病菌に感染してしまう病気で、インプラントの歯周病とも言われます。進行すると、インプラントを取り除かなければならなかったり、自然と抜け落ちてしまうこともあるのです!
<インプラント周囲炎の予防法>
★お口の中を常に清潔に!
お口の中が不衛生で歯周病菌が増殖すると、インプラント周囲炎のリスクが高まります。日々のセルフケアでお口の中を清潔にすることに加え、歯科医院での定期的なメンテナンスで適切に管理することが重要です。
★喫煙する方は要注意!
タバコに含まれる有害物質は血液の流れを悪くし、インプラント周囲炎になりやすい口内環境をつくってしまいます。禁煙外来を受診するなどして、できるだけ禁煙を心がけましょう!
★糖尿病の方は血糖値コントロールがカギ!
糖尿病の方は高血糖の影響から「インプラント周囲炎」になるリスクが高まります。インプラント手術後の傷の治りや、インプラントと骨の結合に悪影響を及ぼす恐れもあります。インプラント周囲炎の予防には血糖値をコントロールすることが大切です。
インプラント治療に不安のある方は、お気軽にご相談くださいね!