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子供の矯正治療  本当に必要?Part2

2024年3月16日

こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院 院長 米山博彦です。

今回はPart1からの続きです。なぜ現代っ子は歯並びが悪い子が多いのか

そして実際不正咬合と関連の深い口呼吸について、子供の成長にどんな影響があるのかをお伝えします。

なぜ現代っ子は歯並びが悪い子が多いのか

これはちょっと語弊があるかもしれません。歯並びが悪い子供は昔からいたのは確かです。

しかし私が歯科医師になって34年、開業してから26年経った今感じている事があります。

実際歯並びが悪い子は多いですが、その事よりも20年前に比べて機能障害を持っている子供たちが格段に増えてきた感じがします。つまり鼻呼吸ができない子供(口呼吸になる)が多いのに驚きを感じます。

口呼吸による機能障害の兆候

  • ・いつもポカンと口が開いている
  • ・食べるときにペチャペチャ音を立てて食べる
  • ・猫背で姿勢が悪い
  • ・イビキがひどい
  • ・寝起きが悪く、しばらくボーッとしている
  • ・扁桃腺が腫れやすく、風邪をよくひく

何故 子供の時期から矯正しないといけないのか。

子供の歯並び(不正咬合)と呼吸の関係

上顎は舌が当たることによって刺激を受けて成長するといわれており、その刺激が少ないと成長不足となり幅が狭くなってしまい歯の萌出スペースが不足します。さらに上顎が狭くなると下顎も連動して幅が狭くなり臼歯が内側に倒れてしまい舌が収まるスペースが狭くなります。

上顎が成長不足で狭いとその上にある上気道の鼻腔底も成長不足で狭くなり、鼻閉が起こりやすく口呼吸になってきます。その結果扁桃肥大で風邪をひきやすく、鼻アレルギーの憎悪の要因となっている事が多いです。

口呼吸と姿勢の関係

口呼吸の習慣が長く続くと姿勢にも悪い影響が出てきます。呼吸が苦しいために頭部は後屈(後ろにそる)し、首(頚椎)は前法に傾斜して、下顎は後退(後ろに下がる)した状態になってきます。その結果いわゆる『猫背』の状態になってきます。この猫背の姿勢は口呼吸するお子さんが一番呼吸するために楽な姿勢で無意識になってきます。

『姿勢が悪い!』といくら親御さんが注意しても呼吸しないといけませんから、口呼吸の問題を解決しない限りこの姿勢を治すことはできません。

イビキはお子さんの身体からのSOS!

寝るときにイビキをかくお子さんは、口呼吸でもともと気道が狭い上に寝るときは横になって舌が喉の方に下がって気道を狭くしますから要注意です。

この状態がひどくなると子供でも『無呼吸症候群』になる事があります。

またこの状態は酸素不足で熟睡できませんから睡眠障害が起こり、寝起きが悪く、ボーっとする事が多くなります。

それよりもっと問題は成長ホルモンが充分でなくなり、低身長、低体重が起こったり、情緒の不安定で落ち着きがなくなったりの原因にもなります。

小児矯正が必要な理由

正しい機能は正しい形態に宿る。 それ故、小児期の不正咬合を正しい形態に誘導することは、 正しい機能を獲得するために有益であると言えます。

また大人(成長期が終了した)の機能回復による形態改善は困難になります!(外科的な方法が必要 外科矯正 美容整形等)

以上の理由から私は小児成長期の正しい治療は必要であると考えます!

次回Part3では 具体的な治療についてお話しします。

よねやま歯科医院 院長 米山博彦

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