こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日は歯を失う原因のダントツの1位『歯周病になりやすい人』と『歯周病の原因である歯垢』についてお話したいと思います。毎日の生活習慣と歯垢を取り除く歯ブラシ。
わかっちゃいるけど。なかなか改善は難しい事が多いですよね!
歯周病になりやすい人って?
歯肉の炎症や出血からはじまり、歯を支えているあごの骨が溶け、最終的には大切な歯が抜けてしまうという恐ろしい病気、歯周病。そんな歯周病に皆さんはなりたくないですよね。でも、同じようにデンタルケアをしていても、歯周病になりやすい人、悪化しやすい人がいるんです。
歯周病リスクをあげる習慣!
口呼吸をしてしまう
お口の中が乾燥してプラークがつきやすくなります。また、歯肉の抵抗力が弱まり炎症も起きやすくなります。
やわらかい物、甘い物が大好き!
プラークができやすく歯周病菌がどんどん増えてしまいます。
寝ているとき歯ぎしりをしてしまう
無意識に行われる歯ぎしりでは、非常に強い力が歯を支えている組織にかかり歯周病を悪化させます。
タバコがやめられない
血管を収縮させて歯肉の血行不良を引き起こす喫煙。抵抗力が低下するなどし、歯周病がますます悪化します。
仕事や人間関係で悩んでいる
精神的なストレスは、自律神経のバランスを崩し、免疫力も低下。
妊娠中の方
妊娠中や更年期は女性ホルモンの変化が激しく、症状が急激に悪化することも。定期的に歯医者でクリーニングを!
しっかり歯磨きをしているつもりでも、このような習慣があると、歯周病がどんどん悪化していきます。生活習慣の見直しが大切です。
その他にも、糖尿病になると細菌感染に対する抵抗力が低下するために、歯周病も悪化しやすくなりますし、女性の場合は、思春期、妊娠中、更年期は、ホルモンの影響で歯周病が悪化しやすい時期でもあります。
歯並びがよくない場合は、歯ブラシが十分に行き届かなくて歯周病菌の温床となるプラークがた
まりやすくもなります。
お口のケアは一人では難しいのが現状です。せひ、プロである私たちにご相談ください。歯周病を寄せ付けない健康なお口の環境作りを、しっかりリサポートしていきます。
歯周病菌の温床「歯垢」を取り除く!
皆さん毎日歯磨きはしていますか?ほとんどの方が「しています」と答えられると思いますが、成人の約80%が歯周病に罹患しているのが現状です。その理由は、「磨いているけど磨けていない」から。
つまり、歯磨きはしていても、歯周病の原因となるプラークをきちんと取り除くことができていない方が多い、ということなのです。
歯肉の炎症や出血からはじまり、歯を支えているあごの骨が溶け、最終的には大切な歯が抜けてしまうという恐ろしい病気「歯周病」。その歯周病の原因となる歯周病菌が住んでいるのが、歯垢(プラーク)です。だから歯垢を取り除くことが歯周病を予防する重要なカギとなります。
自分でとれる歯垢、とれない歯垢!
歯にガッチリこびりついたプラーク。これをシッカリ取り除きさえすれば、歯周病のリスクも大いに減ります。しかし、実際、完璧にキレイにするのは至難のワザです。
それは、歯は実際に見ながら磨けない上に、歯と歯の間や、歯の裏側など磨きにくい場所がたくさんあるから。
そこで、今回は、歯磨きで気をつけたいポイントをご紹介します。薬品だけでは除去できないプラークは歯ブラシ等でシッカリこすり取ることが肝心です。そんな歯垢は綺麗サッパリ取り除きたいですね。そのためには、まず毎日の歯磨きが大切です。こんなことに気をつけて、セルフケアをしてみてください!
★ 歯の表面だけでなく歯と歯の間も丁寧に!
★ デンタルフロスや歯間ブラシの使用で効果を上げる!
★ 毛先が乱れた歯ブラシでは効果も半減!こまめに交換しましょう!
★「左の奥歯から…」など、磨く順番を決めて、磨き忘れのないように。特に気をつけて磨く歯を、把握しておきましょう。
でも、残念ながらセルフケアだけで歯垢を完全に取り除くのは困難。その原因は・・・
歯周ポケット内に歯垢がある
歯周ポケットの奥までは歯ブラシが届きにくいので、自分で取り除くには限界があります。
歯石
歯磨きで除去することができない歯石は、表面がデコボコしているために歯垢がつきやすく、軽石のように小さな穴があいているので、そこを住みかに歯周病菌が繁殖します。
歯並びが悪い
歯と歯が重なり合っていたりすると、歯ブラシが届きにくいため、完全に歯垢を取り除くのは困難です。
まとめ
このようにお口のケアは一人ではなかなか難しいものです。ぜひ、日頃のセルフケアに並行して、歯科医での健診・クリーニングを受けてください。3ヶ月程度を目安に、定期的にチェックしてもらうことをオススメします。ご自身の歯を
一生健康に使えるように、一緒にお手入れをしていきましょう♪
よねやま歯科医院院長 米山博彦