- 何歳からでも矯正治療は可能ですか?
- はい、歯と歯周組織が健康であれば、何歳からでも矯正治療は可能です。近年では、30代、40代、さらには50代以上で矯正治療を始める方も珍しくありません。年齢よりも、口腔内の健康状態が重要になります。
- 小児矯正と成人矯正の違いは何ですか?
- 主な違いは、顎の成長の有無です。小児矯正では顎の成長を利用して歯並びを整えることができますが、成人矯正では顎の成長が止まっているため、歯の移動のみで治療を行います。このため、抜歯が必要になるケースや、治療期間が長くなる傾向があります。また、審美的なニーズが成人矯正の方が高い傾向があります。
- どのような矯正装置がありますか?
- 成人矯正では、以下のような様々な装置が利用可能です。
- 表側矯正(金属、セラミックブラケット): 歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーを通す最も一般的な方法。
- 裏側矯正(舌側矯正): 歯の裏側にブラケットを装着するため、目立たない。
- マウスピース型矯正(インビザラインなど): 透明なマウスピースを定期的に交換して歯を動かす方法。目立たず、取り外しが可能。
- 部分矯正: 前歯など、特定の歯並びだけを改善したい場合に選択される。
- 治療期間はどれくらいかかりますか?
- 治療期間は、歯並びの状態、選択する装置、治療目標によって大きく異なります。一般的な全体矯正では、1年半~3年程度かかることが多いです。部分矯正であれば、数ヶ月~1年程度で終わることもあります。
- 痛みはありますか?
- 装置を装着した直後や調整後は、歯が動くことによる圧迫感や痛みを感じることがありますが、数日程度で慣れることがほとんどです。特に最初の数日間は、やわらかいものを食べるなどの工夫が必要です。痛みが強い場合は、鎮痛剤の服用や歯科医師への相談が可能です。
- 費用はどれくらいかかりますか?
- 成人矯正は基本的に自由診療となるため、費用はクリニックや治療内容、選択する装置によって大きく異なります。
- 全体矯正の場合:60万円~100万円以上
- 部分矯正の場合:10万円~40万円程度
- 裏側矯正やマウスピース型矯正は、一般的な表側矯正よりも高額になる傾向があります。 事前に詳細な見積もりを確認することが重要です。
- 抜歯が必要になることはありますか?
- はい、歯を並べるスペースが足りない場合や、口元の突出感を改善したい場合など、抜歯が必要となることがあります。しかし、近年では、歯列拡大やIPR(歯の間をわずかに削る処置)など、抜歯をせずに治療を進める方法も増えています。
- 仕事や日常生活への影響はありますか?
- 矯正装置の種類によっては、発音しにくくなる、食事がしにくくなるなどの影響が出ることがあります。特に裏側矯正は、慣れるまでに時間がかかる場合があります。マウスピース型矯正は取り外しができるため、食事や歯磨きの際は普段通りに行えます。ほとんどの場合、数週間で慣れて日常生活に支障をきたすことは少なくなります。
- 治療中の虫歯や歯周病のリスクはありますか?
- 矯正装置を装着すると、歯磨きが難しくなり、食べカスが挟まりやすくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。そのため、より丁寧な歯磨きと、定期的な歯科医院でのクリーニング、フッ素塗布などの予防処置が非常に重要になります。
- 治療後の後戻りはありますか?
- 矯正治療で整えた歯並びは、何もしなければ後戻りする可能性があります。これを防ぐために、治療終了後には「保定装置(リテーナー)」を装着し、歯が新しい位置で安定するまで維持する必要があります。保定期間は、治療期間と同じくらい、またはそれ以上続くことが一般的です。リテーナーをきちんと使用することが、美しい歯並びを維持するために不可欠です。
