- 部分矯正ってどんな場合に適用できますか?
- 部分矯正は、主に以下のような場合に適用されます。
- 前歯の軽度のガタつき(叢生)
- 前歯の隙間(すきっ歯、空隙歯列)
- 過去に矯正した歯が少し後戻りしたケース
- 歯を抜かずに矯正したい場合(ただし、適応症例に限る)
- 特定の歯だけを動かしたい場合(例:インプラントや被せ物をするスペースを作るため)
- 部分矯正のメリットとデメリットは何ですか?
- メリット:
- 治療期間が短い: 全体矯正に比べて数ヶ月から1年程度で治療が終わることが多いです。
- 費用が安い: 治療範囲が狭いため、全体矯正よりも費用を抑えられます。
- 審美性が高い: マウスピース矯正や舌側矯正(裏側矯正)を選べば、矯正していることが目立ちにくいです。
- 歯を抜く可能性が低い: 軽度の症例では、歯を抜かずに治療できることが多いです。
- 痛みや不快感が少ない: 歯を動かす範囲が狭い分、痛みや違和感も全体矯正より少ない傾向にあります。
- 適応症例が限られる: 奥歯の噛み合わせ全体の問題や、顎の骨格に起因する重度の不正咬合には適用できません。
- 期待通りの結果にならない可能性: 部分的な矯正のため、全体的なバランスを考慮した完璧な噛み合わせの改善は難しい場合があります。
- 後戻りのリスク: 治療後の保定を怠ると、元の状態に戻ってしまう可能性があります。
- 部分矯正の治療期間はどれくらいですか?
- 症例によって大きく異なりますが、一般的には3ヶ月〜1年程度が目安となります。前歯の軽い隙間であれば数ヶ月で終わることもありますし、少し複雑なケースでは1年を超えることもあります。
- 部分矯正の費用はどれくらいですか?
- 部分矯正の費用は、使用する装置の種類や治療期間、歯科医院によって異なりますが、一般的には10万円〜50万円程度が相場です。全体矯正(60万円〜100万円以上)と比較すると安価です。
- どんな矯正装置が使えますか?
- 部分矯正で主に使われる装置は以下の通りです。
- ワイヤー矯正(表側矯正): 歯の表面にブラケットとワイヤーを装着します。一般的な矯正方法です。
- ワイヤー矯正(裏側矯正/舌側矯正): 歯の裏側に装置を装着するため、目立ちません。
- マウスピース矯正(インビザラインなど): 透明なマウスピースを段階的に交換していく方法で、目立ちにくく、取り外し可能です。
- 部分矯正は痛いですか?
- 歯を動かすため、治療開始時やワイヤー調整後、マウスピース交換後に多少の痛みや違和感を感じることがあります。しかし、歯を動かす範囲が全体矯正よりも狭いため、痛みも全体矯正よりは少ない傾向にあります。通常、数日から1週間程度で慣れることが多いです。
- 抜歯が必要になることはありますか?
- 軽度の症例では抜歯なしで治療できることが多いですが、歯の移動スペースが足りない場合や、特定の歯を大きく動かす必要がある場合は、便宜的に歯を抜く、または歯の側面をわずかに削る(IPR:隣接面削合)などの処置が必要になることがあります。
- 部分矯正でも後戻りはしますか?
- はい、部分矯正でも後戻りの可能性はあります。歯は元の位置に戻ろうとする力が働くため、矯正治療後は**保定装置(リテーナー)**を装着して、歯が定着するのを助ける必要があります。歯科医師の指示に従い、正しくリテーナーを使用することが非常に重要です。
- 部分矯正では噛み合わせも治りますか?
- 部分矯正は、主に見た目の改善や特定の歯の移動を目的としているため、奥歯を含めた全体の噛み合わせの根本的な改善は難しいことが多いです。噛み合わせに問題がある場合は、全体矯正が推奨されます。部分矯正で噛み合わせが悪くなる可能性は低いですが、事前に歯科医師としっかり相談し、どこまで改善できるのかを確認しておくことが大切です。
- どこの歯科医院でも部分矯正はできますか?
- 多くの歯科医院で部分矯正の相談は可能ですが、矯正歯科専門医や、矯正治療に力を入れている一般歯科を選ぶことをおすすめします。部分矯正は適応症例が限られるため、経験豊富な歯科医師であれば、あなたの歯並びに部分矯正が適しているか、またどのような結果が得られるかを正確に判断し、適切な治療計画を立ててくれるでしょう。複数の歯科医院でカウンセリングを受けてみるのも良い方法です。
