11月に入り秋本番と思いきや、連日25℃を超える夏日の連続!! ほんとに今年の気候はどうなっているんでしょうか?! でもその要因の一つに38年ぶりの阪神タイガースの日本一が関係しているのでしょうか??思えば38年前、あの甲子園での岡田、掛布、バースの3連続ホームランでファンが熱狂した年に日本一になったことを思い出してしまいました! オリックスも地元球団で実はどちらも好きな球団なので、今年の日本シリーズは見応えがありました!たまにはこういう明るい話題もいいですね!!さて、
ニュースレター11月号の話題(お話)は
1『糖尿病と歯周病の意外な関係は?!』
糖尿病と歯周病。全身の病気とお口の中の病気のため、お互いが影響し合うイメージがないかもしれません。でも、この2つの病気には深いつながりがあるのです。糖尿病と歯周病、それぞれの側からどのような悪影響があるのか見ていきましょう。
(そもそも糖尿病とは…)血糖値を安定させるホルモン「インスリン」が十分に働かず、血液中を流れる糖が増えてしまう病気。血液中の糖濃度が高い状態(高血糖)が続くことで、全身の血管が痛めつけられ、様々な合併症を引き起こしやすくなります。
◆糖尿病⇒歯周病
糖尿病になると、お口を洗浄・殺菌する働きのあ唾液の分泌量が低下し、歯周病の原因菌などの活動も活発になります。その上、体の抵抗力や免疫力も低下するため、歯周病などの感染症になりやすく、治りにくくなってしまいます。
◆歯周病⇒糖尿病
歯周病になると、炎症性物質(TNFa)が大量に作られます。すると、インスリンの働きが抑制され、血糖コントロールができなくなり、高血糖状態になりやすくなるのです。
悪影響を及ぼしあう2つの病気ですが、歯周病を適切に治療することで糖尿病の改善が期待でき、反対に、糖尿病の改善が歯周病の改善につながることも分かってきました。お口の中の健康も全身の健康も十分に気をつけ、2つの病気の負のスパイラルに引き込まれないようにしましょう!
1『お酒好きの方は歯周病になりやすい?!』
毎日の晩酌を楽しみにしている方もいらっしゃると思います。ただし、お酒はむし歯や歯周病になりやすい環境をつくるとも言えるので注意が必要です。例えば、お酒を飲んだ後は、ついつい歯みがきが面倒になることがあるかと思います。でも、夜間は
お口を殺菌・洗浄する唾液の分泌量が少なくなるため、お口の衛生状態に特に気をつけるべき時間帯。
そのような時間にお口の中が不衛生では、むし歯や歯周病のリスクが上がります。加えて、アルコールには脱水作用があるため、飲酒すると体の水分が減り、さらに唾液の分泌量が少なくなります。
また、甘い食べ物だけでなく、糖が含まれる飲み物もむし歯菌たちのエサになります。糖質オフのビールなども増えてきましたが、糖質が多いお酒はむし歯菌にとっても大好物です。
お酒を飲まれる際は、ちょっとだけ注意してみてくださいね!
1『自覚症状が出にくいインプラント周囲炎の症は?!』
インプラント周辺の組織が歯周病菌に感染してしまう「インプラント周囲炎」。歯周病と同様に自覚症状が現れにくいため、気づかないうちに悪化していたということもあります。今回はインプラント周囲炎の具体的な症状をみていきましょう。
□歯ぐきの腫れや出血
歯ぐきが赤みを帯びた状態になって腫れてきます。歯磨きの際に歯ぐきから出血することも。
□歯周ポケットができる
歯ぐきが腫れることで人工歯と歯ぐきの境目に隙間ができます。そこから炎症が広がり、歯周ポケットができ深くなっていきます。
□歯周ポケットから膿が出る
炎症が進むと化膿した部分から膿が出てきます。
□歯ぐきの退縮
あごの骨の破壊が始まると歯ぐきが徐々に下がります。それにより人工歯が長く見えたり、インプラント体が露出することも。
□インプラントがグラグラに!
あごの骨が破壊されてインプラントを支えきれなくなり、インプラントの動揺や脱落が起こります。
このように、インプラント周囲炎はインプラントの寿命を縮めます。せっかく入れたインプラントを長持ちさせるには、日頃のメンテナンスに加えて定期的な歯科医院でのメンテナンスが大切です。
ぜひご覧ください!