12月に入りました。今年もあと1ヶ月、、毎年言ってますが年々月日の過ぎるのが早く感じます!
今年はいろんなことが世界中で起こり、日本もそれに巻き込まれる感じで不安定感がいっぱいの1年だった気がします。
そんな中先日、大阪のグランフロントの10周年記念のクリスマスオブジェを見ましたが、綺麗で、ほんの少しですが心が洗われる気がしました。争いのない世界が1日も早く訪れるのを祈ります!!
ニュースレター12月号の話題(お話)は
1『小・中学生の4割が歯周病の始まり「歯肉炎」 に!』
歯周病には2段階あり、歯ぐきが炎症を起こしている「歯肉炎」と、それが進行して歯を支える歯周組織が破壊されている「歯周炎」があります。ある調査によると、小・中学生の4割が歯周病の始まりである「歯肉炎」にかかっていると報告されています!お子さまのお口は大丈夫ですか?
<要チェック!以下の症状があったら歯肉炎かも!>
□歯磨きなどの際に、歯ぐきから出血する
□歯ぐきの縁が赤く腫れている、ブヨブヨしている
子どものうちに歯肉炎から歯周炎にまで悪化することはほとんどありませんが、不十分なケアを続けていれば、将来、歯周組織が破壊される歯周炎になってしまうリスクが上がります。
歯周炎になると、あごの骨が溶け、場合によっては歯が抜け落ちることも…。そして、全身に悪影響が及ぶこともあるので要注意です。
歯肉炎のうちなら正しいケアをすれば回復します。おうちの方が、お子さまのお口の中をチェックしてあげたり、正しいブラッシングの仕方を教えてあげるなどして、お口の中をいつも清潔にできるようサポートしてあげましょう。小さなお子さまには仕上げ磨きをしてあげると良いですね。気になる症状がある方や、歯みがきの仕方に不安のある方は、気軽にお尋ねください!
2『更年期はむし歯や歯周病になりやすい?』
閉経前の5年間と閉経後の5年間をあわせた10年間を指す、更年期。
この時期は女性ホルモンの低下が起きるため、唾液の分泌量が少なくなり、お口の中が乾燥するドライマウスになる人が増えます。洗浄作用や殺菌・抗菌作用、お口の中のpHを中性に戻す作用のある唾液が減るため、むし歯や歯周病になりやすくなるのです。
加えて、女性ホルモンが減ることで骨密度が低下して、骨粗しょう症を発症するリスクも高まります。
全身の骨がもろくなる骨粗しょう症を発症すれば、当然、歯を支えている“あごの骨”ももろくなります。あごの骨が溶かされていく病気である歯周病が、さらに悪化するリスクも上がるのです。
このように、更年期はお口のトラブルが起きやすい時期です。これまで以上に、丁寧なメンテナンスと歯科医院での定期チェックで乗り越えていきましょう!
3『インプラント周囲粘膜炎とインプラント周囲炎』
天然歯に近い噛み心地や審美性、耐久性など、優れた特性を持つインプラントですが、適切なケアを続けないと天然歯の歯周病(歯肉炎や歯周炎)にあたる症状が出ることがあります。天然歯の歯肉炎にあたる症状が「インプラント周囲粘膜炎」、天然歯の歯周炎にあたる症状が「インプラント周囲炎」です。
それぞれの症状を見ていきましょう。
◆インプラント周囲粘膜炎
炎症は歯ぐきのみに起こっており、骨に及んでいません。まだ治療をすれば治る状態です。しかし、インプラント治療をした歯は痛みを感じにくく進行が早いため油断は大敵。
まずは、インプラント周囲粘膜炎にならないよう、適切なケアで健康な状態をキープすることが大切です。
◆インプラント周囲炎
インプラント周囲粘膜炎が進行した状態で、歯周ポケットが深くなっています。あごの骨が溶けて失われ始めており、治療しても元の状態に戻すことはできません。進行を食い止めることがかなり難しく、悪化すると、最終的にはインプラントが抜け落ちてしまいます。
せっかく入れたインプラントを長持ちさせるためには、日頃のセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスが大切です。セルフケアの方法などしっかりお教えしますので、疑問や不安などありましたら、気軽にお聞きくださいね!
ぜひご覧ください!