ニュースレター5月号の話題(お話)は
1『この生活習慣が歯周病リスクを上げる!』
歯を失ったり、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病など命に関わる病気の引き金にもなることが分かっている歯周病。その原因は、歯みがき等の日頃のケアが十分にできていないことの他、普段の生活習慣が大きく関わっていることがあります。皆さまにはこんな生活習慣はありませんか?
□ 時間をかけてダラダラ食べることが多い □ 甘いもの、柔らかいものを好んで食べる
□ 喫煙の習慣がある □ ストレスの多い生活をしている
□ 口呼吸である
ダラダラと食べ続けるのは、歯周病菌に栄養を与え続けることになりますし、甘いものや柔らかいものを多く食べる習慣は、歯周病の原因であるプラークが増殖しやすくなります。柔らかい食事は噛む回数が減るため、自浄作用がある唾液の分泌が減少。喫煙はタバコに含まれる一酸化炭素やニコチンが歯ぐきを弱らせますし、受動喫煙でも歯周病のリスクは高まるため周囲の方も注意が必要です。ストレスにより交感神経が優位になると唾液の分泌が減ってしまうため、大き過ぎるストレスは要注意。ストレスにより歯ぎしりをすることもありますが、歯ぐきに負担がかかるため歯周病が悪化しやすくなります。口呼吸はお口の中が乾燥しプラークがつきやすくなるとともに、歯ぐきの抵抗力が弱まり炎症が起きやすくなります。このような習慣に心当たりのある方は、早めに見直して歯周病リスクを下げていきましょう!
1『予防歯科って何ですか?』
最近は日本でもよく耳にするようになった「予防歯科」。適切なケアをすることでむし歯や歯周病などの病気を未然に防ぐという考え方です。
予防歯科には、プロフェッショナルケアとセルフケアの2つの方法があります。プロフェッショナルケアは定期的に歯科医院を訪れ、自分では取り除けない汚れや歯石を取り除いてもらいます。セルフケアは自分自身で日々行うケア。正しいブラッシング方法で、自分に合うフロスや歯間ブラシ等も使い、お口の中を清潔に保ちます。むし歯や歯周病になれば治療に時間も費用もかかりますし、歯を大きく削らなければならないなどで、歯の寿命も縮めてしまうことにもなりかねません。もちろん、歯を失えば生活の質も低下します。予防歯科を実践することで、生涯に渡って健康なお口を維持していきましょう!
1『インプラントの構造は?』
「インプラントを入れる」と言いますが、そもそもインプラントとはどんな構造になっているか、ご存知でしょうか?今回はインプラントを構成するパーツとその役割等について改めてご紹介します!
<インプラントを構成する3つのパーツ>
①インプラント体 ②アバットメント ③上部構造
※メーカーによっても異なりますが、ほとんどの場合、以上の3つのパーツでできています。
①インプラント体は、人工歯根やフィクスチャーとも呼ばれます。インプラントの土台となり、歯の根の代わりとなる部分です。材質はチタンまたはチタン合金が多く、形はネジのような形をしています。ネジ状にすることでインプラント体と骨の接触面積が拡大し、あごの骨と結合しやすくなります。
②アバットメントは、インプラント体と上部構造をつなぐパーツ。人工歯根を目立たなくする、上部構造の傾きを補正する、噛み合わせの高さ調節をするなどの役割も担います。
③上部構造は、アバットメントの上に取り付ける被せ物(人工歯)のことです。素材はジルコニアやメタルボンドなど様々な種類があります。素材ごとに審美性や耐久性などの特徴が異なりますので、患者様に最適な素材を選んでいきます。
治療を行う前に、インプラントの構造についてもしっかり知っておくことが大切。この他にも疑問点等ございましたら、お気軽にお尋ねくださいね!
是非ご覧ください!